
2,070万人
支援を必要としている人の数(2021.3)
23万人
難民数(2020.12)
79%
国内避難民のうち女性と子どもが占める割合(2021.3)

近年のイエメンの状況について
2015年の内戦勃発以来、365万人以上が避難を強いられているイエメン。終わらない紛争と食料難、そして悪化する食料不足により国内で人道支援を待ち続けている人は2,070万人に及びます。(2021年3月現在)
砲撃や空爆は、医療・水と衛生・教育環境インフラを次々に崩壊し、推定 12,000 人もの命を奪っています。様々な感染症の脅威のなかで、子どもと女性の栄養不良の割合は、世界で最も高くなっています。紛争前からイエメンは多くの難民を受け入れ支援してきました。今もソマリアなど近隣国から難民が避難しています。いまだに政治的解決の目途が立たずに、破壊と混乱が進むなか、国連より「最悪の人道危機」と称されながら、国際社会の関心は高くありません。国際社会からの支援を切実に必要としています。
イエメンにおけるUNHCRの主な援助活動
シェルター支援
逃れて来た人々の命と尊厳を守り、雨風を凌ぐ緊急用テントのみならず、爆撃で破壊された家を補強するための修繕キットも支給。
救援物資の支給
家族の生活を支える調理器具やマット、毛布、給水用バケツ等を提供。
生活支援
紛争で生活手段を失った人々への現金給付の実施、WFP 国連世界食糧計画(国連WFP)と食料配給
保健・衛生管理
豪雨の際に急増するコレラのみならず、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への緊急対応 など
イエメンの問題について、
さらに理解を深めましょう。