
活動地域
コンゴ民主共和国・ブルンジ共和国
コンゴ民主共和国では紛争状態が数十年続き、多くの難民を生み出しています。ブルンジでは貧困と感染症拡大のなか、隣国へ避難する人、本国へ帰還する人がいます。
30万人
ブルンジ共和国から隣国へ逃れた難民数(2021.2)
4.6万人
ブルンジ共和国からコンゴ共和国へ逃れた難民数(2021.2)
55.6%
ブルンジ共和国からの難民のうち17歳以下が占める割合(2021.2)

コンゴ・ブルンジ危機について
コンゴ民主共和国では、1996年に紛争が始まって既に20年。周辺国と武装勢力が複雑に関与し、数百人もの人が国外へ逃れています。ブルンジ共和国では、国民の多くが貧困ライン以下の生活を強いられている最貧国の一つですが、政府による市民への厳しい弾圧と暴力が拡大しているなか、感染症のマラリアが拡大し、何十万人もの人が国外へ逃れました。
両国に共通するのは、子どもを含む一般市民が、民間人への無差別な拷問や殺戮、性的な暴力、売春、強制婚や児童婚の犠牲になり、癒しがたい傷を負っていることです。しかし、この難民危機に対し、国際社会の関心は薄く、支援が集まっていないのが現状です。
コンゴ民主共和国・ブルンジ共和国におけるUNHCRの主な援助活動
緊急救援活動
生活に不可欠な水、食料、毛布、薬、衛生用品、調理器具などの物資の供給。難民キャンプのトイレ、給水設備、教室などの整備や改修、運営。
教育
教育に必要な人材や資材の確保、難民の子どもたちへの初等教育の機会や教科書、文房具などの提供。
保護
里親制度の整備をはじめ、暴動を目の当たりにし、トラウマに苦しむ子への精神的ケア、性的暴力の被害者など、心に傷を持つ人へのカウンセリングなど精神的サポート。
コンゴ・ブルンジの問題について、
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