
活動地域
アフガニスタン
40年間の紛争が生んだアフガン難民は数百万。戦闘や自爆テロが続くなか、干ばつから飢餓に陥る国内避難民、そして不安のなか故郷へ帰還するアフガン難民がいます。
200万
国内で避難している人 (2019)
270万人
アフガニスタンから国外へ避難している人の数
600万人
2002年以来、アフガニスタンへ帰還した登録難民の数

アフガニスタンの難民危機について
1979年のソ連侵攻以来、アフガン難民問題は、シリアに次いで世界で2番目に多い数の難民を生み出し、世界でも類を見ないほどに長期化しています。
イランとパキスタンはアフガン難民の大部分を受け入れ、避難所の提供などの支援をしてきました。2012年以降、アフガン、イラン、そしてパキスタンの3か国は、アフガン難民の自主帰還と持続可能な社会復帰を促す環境の構築の実現を目指して支援を展開しています。しかし、今日でも、イランとパキスタンだけで、世界のアフガン難民のうちの90%近くを受け入れており、両国の資源とインフラを逼迫させ、干ばつによる食料不足や、新型コロナウィルスによる社会経済状況の悪化から、両国の受け入れ策は危機に瀕しています。国内避難民を受け入れるアフガニスタン国内のコミュニティは、避難所、現金、保健、水、衛生分野、教育格差への介入、自立生計支援への支援を緊急に必要としています。
アフガニスタンにおけるUNHCRの主な援助活動
緊急支援
緊急用テントや毛布、衛生キットなど援助物資の配布
自主帰還支援
ジャララバード、カブールなど4か所に支援センターを設置し、健康診断や予防接種、地雷回避教育、帰還のための交通費の給付などを実施
シェルター支援
家の修復費の支給と研修を実施して難民自身が主体的に修復
自立生計支援
社会復帰と自立を促す職業訓練プログラムを提供
教育支援
学校の修復・建設、学用品の提供
アフガニスタンの問題について、
さらに理解を深めましょう。