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現地で活躍するUNHCR緊急支援チームからの手紙
私がUNHCR職員として援助現場で一緒に働いていたピーター・ケセラ職員から手紙が届きました。厳しい状況にあるパキスタンの人々の様子が、彼の手紙の中に垣間見られます。是非、ご一読ください。
国連UNHCR協会 事務局長 高嶋由美子
日本の支援者の皆様へ
私はUNHCRの緊急支援チームのピーター・ケセラと申します。洪水にあったパキスタンからこの手紙を書いています。この機会に皆様に、パキスタンの現状をお伝えし、ご支援のお願いをしたいと思います。
今回の洪水は、被害が甚大で、すべてにおいて本当に悲劇です。洪水の被害はパキスタンの多くの地域に及び、人々は家や家畜を失ってしまいました。土壁でできた家は、壁が崩れ去り、アフガン難民の住んでいた村は完全に消滅してしまいました。
今洪水にあった人々は、道端や学校や鉄道の駅など、少しでも安全と思われるところに移動しています。一瞬にして洪水によってすべてを失った人々。彼らは今でも、安心して寝るベッドも、安全な飲み水も、何もありません。
過去32年間ハイバル・パフトゥンハー州とバロチスタン州で活動を行ってきたUNHCRはパキスタン政府の要請によりこれらの地域で、避難所と緊急シェルター(仮設住居)の調整役として緊急支援に当たっております。UNHCRはそれに応えるべく、テントやビニールシートなどの支給を行っています。
でも、それを行うためには、皆様の支援が緊急に必要です。
われわれは、早急にテントが必要なのです。
洪水の被害が最悪であったハイバル・パフトゥンハー州とバロチスタン州で、UNHCRは8万張のテントを配ることによって、56万世帯の被災者援助を行ってきました。でもUNHCRが持っている緊急支援のためのテントも、すぐに尽きてしまい、今、UNHCRではテントを追加で調達しています。
何千という人が、テントやビニールシートを必要としています。
被害にあった人々に乾いた寝床を提供し、服を乾かす場所を提供しなくてはなりません。あなたの助けにより、UNHCRはずぶ濡れになっている500万人以上の被災者に、必要とされている乾いた上掛け、暖かい毛布、体を横たえるためのマットなどが配れるのです。
皆さまのご支援でパキスタンの洪水被災者に手を差し伸べることができます。
どうぞよろしくお願いいたします。
2010年8月
ピーター・ケセラ
UNHCRパキスタン洪水 緊急支援チーム
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