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東日本大震災 緊急支援のお願い
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ご支援ありがとうございました。
2011年6月14日
3月11日に東北地方を中心に発生しました東日本大震災で被災した方々に、国連UNHCR協会職員一同、心からのお見舞いを申し上げます。
UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)は、日本政府と話し合いの後、3月にソーラーランタン(太陽光発電によるランプ)1794個、4月に1800個、5月にビニールシート3000枚・ロール状のビニールシート240巻・水汲み容器1000個を提供しました。6月に入り、3000個のソーラーランタンも追加で届きました。
多くの皆様から温かいご寄付をお寄せいただきましたことに心から御礼申し上げます。おかげさまで、すでにお約束いただいているご寄付も含めますと、UNHCRが提供させていただきました救援物資や人的支援に関する費用が確保されました。東日本大震災へのご寄付の受付は終了とさせていただきます。
UNHCRは、世界各地で紛争や迫害、大規模自然災害などにより、避難を余儀なくされている人々への援助活動を行っています。引き続き、UNHCRの人道援助活動に温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。
国連UNHCR協会 事務局長 高嶋由美子
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【第6報:2011年6月16日】被災地で活用される救援物資

海が目の前に位置する谷川小学校
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道路沿いに並んでいた家屋が流され、土台だけに
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避難所となっている学校の校庭で
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在宅避難家庭で充電されるソーラーランタン
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台所でお皿を洗う在宅避難者
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ご家族の団欒に
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清優館の玄関前に並んで充電されるソーラーランタン
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照明器具にかけられたビニールシート
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中央公民館の入り口付近に置かれた水。直射日光があたらないようにビニールシートでカバーされていた
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石巻市役所牡鹿総合支所の水汲み場
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保健福祉センターの水飲み場
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5月末到着予定の追加ソーラーランタン(太陽光発電によるランプ)が6月11日に宮城県石巻市に到着しました。UNHCRが現時点で日本政府から要請を受けている救援物資の全てが被災地に届いたことになります。6月15日に現地を訪れる機会を得ましたので、皆様のご支援でUNHCRが提供した救援物資の活用状況をご報告します。
被災地の状況:難民キャンプとの共通点
4月中旬に訪問したときは、石巻市の中心部(市役所や石巻駅周辺)も瓦礫が山積みになり、営業しているお店はほとんどありませんでした。今回はこの中心部に限りますと、瓦礫がきれいに撤去され、多くのお店が営業を再開していました。しかし、中心部を少しでも離れると、まだまだ道路沿いの瓦礫が残り、体育館などの避難所や在宅で避難を続ける方が多くおられます。
被災地を訪れて感じたことは、紛争や迫害を受けて難民キャンプで避難する人も、大規模自然災害の被災者も共通する部分が多くあるということです。たとえば、市役所のご担当者は、避難所に暮らす人と在宅避難をする人の間に支援の差ができないように、努めていると言われました。難民キャンプにおいても、支援物資が届くキャンプで避難生活を送ると難民と地元民の間に軋轢ができないように、UNHCRは工夫をしています。救援物資を公平に配布することも同じく重要です。善意により寄贈された救援物資のなかから、特別高価なものが一部の人にのみ渡ることないように配慮が必要です。
UNHCRは、目の前で両親や兄弟を殺害されるなど、心に大きな傷を負った難民の子どもたちの心のケアを行っています。被災地でも、津波で流されていく人を目の当たりにした子どもたちは、余震があると顔色が変わると、お孫さんをもつ被災者の方がお話しになりました。
UNHCRが提供した救援物資も、難民キャンプと同じように、被災地でも活用されています。
ソーラーランタン
体育館の天井からの照明は明る過ぎ、ストレスの原因になることがあります。優しい灯りのソーラーランタンは電気が復旧した後も、避難所で引き続き、使っていただいています。暗がりで転ばないように、体育館の階段に設置したり、仮設トイレに行くのに持っていきます。ある避難所では充電係を決めて、天気の良い日に楽しみながら充電しているそうです。ランタンを活用されている方々が異口同音に言われるのは、ろうそくは余震で転倒すると火災の原因になるので、ランタンが安全であるということです。
避難所から自宅に戻り、在宅避難をされている方々もソーラーランタンを使ってくださっています。特に、復旧が遅れがちな周辺地域では、貴重な灯りとなっています。牡鹿半島は、市の中心から、あちこち陥没した道路を使って、車で1時間半かかります。在宅避難されている女性は、「避難所から自宅に戻ることになり、不安がいっぱいでしたが、ソーラーランタンを支給いただき、助かりました。暗くなってランタンが点灯したときは、一緒に身を寄せている親戚たちと、思わず拍手をしていました。太陽とともに日の当たる場所が変わるので、庭に置くランタンの位置を一日に何度か動かして充電しているんですよ。懐中電灯では電池もなくなるし、部分的にしか照らさないので」とお話しくださいました。日没後は、居間でご家族の団欒に、台所ではS字フックで吊るして、就寝後は廊下においてトイレに行けるように、と活躍しています。夜通し点灯しても朝までもつそうです。また、「曇りの日でもけっこう充電できますよ」と言われました。上部に持つところがあるので持ち運びや吊るすのに非常に便利だそうです。
半島部にある石巻市牡鹿保健福祉センター(清優館)では、ランタンで足元を照らすことにより、停電中でも入居中の高齢者がひとりも転倒しなかった、と職員の方がお話しになりました。現在、避難所も兼ねており、受験生が消灯後もランタンの灯りで引き続き勉強する姿が見受けられるそうです。
ビニールシート
5月に到着したビニールシートは、救援物資の集積所になっている総合運動公園で、物資や資材が濡れないように、カバーとして使われています。避難所では体育館の冷たい床面に敷いて使われることが多いです。在宅避難されている個人宅での雨漏り対策や消防署が土砂崩を防ぐためにも使われています。
水汲み容器
給水設備から水を受けて避難所まで、あるいは自宅まで、水を運ぶのに使われます。やわらかいプラスチックでできていますので、使わないときはペチャンコになり場所をとらず、水を入れると膨らみます。実際に使われた方々は、持ちやすい、容器の素材が軽いので水がいっぱいになっても軽い、キャップに紐がついているので失くさなくて非常に便利、などの感想をお寄せくださいました。
石巻市役所の牡鹿支所では、水を汲みに来られた被災者の方々が自由に使えるように、水汲み容器を復旧した水道の蛇口付近に置いていました。石巻市牡鹿保健福祉センターでは、飲料水を各部屋に持ち帰れるように水汲み容器を配置しています。水を取りにきた入居中のお年寄りが、その場で井戸端会議をしているそうです。
このように、皆様のご支援のおかげで、UNHCRはソーラーランタン、ビニールシート、水汲み容器を提供することができ、被災者の方々にご活用いただいています。温かいご支援にあらためて御礼申し上げます。
被災された方々の中から、「支援を受ける側になってあらためて、そのありがたさ、大切さがわかりました。自分にもできることを始めたいと思います」「今まで何もそのような支援をしてこなかったことを後悔しています」との声をいただきました。紛争による難民でも、自然災害による被災者も、困っている人々をお互い助け合おうという機運が今まで以上に高まっていることを肌で感じました。被災地の復興までには10年、20年かかるかもしれません。難民の避難生活も、20年を超えることが珍しくありません。わたしたちは、時の経過とともにいろんなことを忘れがちになってしまいますが、「あなたたちのことを忘れていませんよ」と少しずつでも支援を継続することが大切なのだと思います。
事業部シニアマネジャー 井上清治
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【第5報:2011年5月18日】つながる希望の光

水汲み容器は、難民キャンプでも各家庭に支給し、毎日の水汲みや保管に役立てられています
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3月の第1便、4月の第2便に続き、5月7日には第3便の緊急援助物資が宮城県石巻市に届きました。今回は、(1)ビニールシート3000枚、(2)ロール状のビニールシート240巻、そして、(3)水汲み容器1000個です。森絵都さんの第135回直木賞作品『風に舞い上がるビニールシート』にあるように、難民支援の中で最も重要な援助物資のひとつであるビニールシートが、風や雨などから被災者の方々を守ってくれることを祈っています。
また、被災地からのご要望がありましたソーラーランタンについては、皆様のご支援のおかげで追加で3000個を5月末に石巻市にお届けする予定です。
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| 難民キャンプでも支給しているビニールシート。雨風に対する耐久性に非常に優れています |
 From the Field ~難民支援の現場から 02~ UNHCR駐日事務所副代表 久保眞治
【第4報:2011年4月22日】皆様のご支援が「希望の光に」 -事務局長高嶋 現地報告-

届いたランタンは1箱に6個入り。今回は300箱が石巻に届いた |

市役所の担当の方から配布地域の説明を受ける
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渡波小学校のグランドに並んで太陽光を充電するソーラーランタン。夜は仮設トイレに設置される
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避難所となっている渡波小学校で、電源から充電されるソーラーランタン
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皆様のご支援のおかげで、UNHCRは第1便(1794個)に追加して、あらたに1800個のソーラーランタンを、4月20日に宮城県石巻市にお届けしました。ソーラーランタンの受け渡しと、実際に現地でどのようにソーラーランタンが使われているのか、また、さらなるニーズがあるのかを調べるために、国連UNHCR協会事務局長 高嶋由美子が石巻市に行ってまいりました。
ソーラーランタンは生産国のインドから、タイ航空で成田空港に19日の早朝に到着したあと、WFP(世界食糧計画)のご協力で、20日の早朝に石巻市の支援物資集積地になっている石巻市総合運動公園に到着しました。自衛隊のフォークリフトでトラックから降ろされ、被災状況や電気の復旧具合をもとに、石巻市役所がランタンを一番必要としていると判断する地域にそれぞれ届けられます。
震災から1ヶ月以上が経ち、石巻市内では電気が復旧した地域が徐々に出てきていますが、まだまだ行き届いていません。たとえ、発電機が稼動し始めても、避難所の仮設トイレなどには照明設備がなく、鹿妻小学校に設けられた避難所の担当の方は「夜でも子どもたちがトイレに行けるように、役立たせてもらっている」とおっしゃっていました。
現在も避難所になっている湊小学校でも、発電機による電気が回復するまで、廊下や階段を照らすのにソーラーランタンを使ってくださっていました。電気が回復した後も、夜9時の消灯時間後に活用しているということでした。渡波小学校では日本語の説明書が挿入されておらず、使い方が分からなかったそうですが、簡単な使い方を書いた紙を渡してきました。19日は天候が悪かったせいで、太陽光だけでは充電が弱く、電源からの充電も行われていました。
今回、多くの方々のお話を聞かせていただきました。ソーラーランタンの担当をしていただいている石巻市役所の方と19日の夜に、トラックの到着などについて電話で最終確認をしていたときに、「ご多忙のなかお時間をいただいて申し訳ありません」と申しましたら、「いいえ、ソーラーランタンは希望の光ですから」と言ってくださいました。私は電話口で目頭が熱くなりました。
今回の震災は、緊急支援から復興支援と、少なくとも20年はかかるのではといわれています。そのような中、ソーラーランタンは様々な支援活動の小さなひとつかもしれません。しかし、被災地で実際にお役に立っているということがよくわかりました。暗闇の中で一抹の灯りが人々に与える安心感も。このソーラーランタンの提供は、皆様のご支援によって実現しています。あらためて皆様に御礼申し上げます。
UNHCRでは、被災地からの要請を受けて、すでに配布した約3600個のソーラーランタンに加え、さらに追加で3000個を手配しています。また、難民支援でも使われている丈夫なビニールシート3000枚、ビニールシートがロール状になったもの250個、及び水汲み容器1000個の提供が決定しました。
電気が通り始めた地域にもソーラーランタンのニーズはあると市役所の担当者の方は仰っています。そして「次回は、暗闇を照らす照明として配布するのではなく、人々に安らぎを与える照明として配布を考えております」と。
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【第3報:2011年4月5日】さらなる希望の灯火を! より多くの被災者にソーラーランタンを!
【第2報:2011年3月30日】希望の灯火を! UNHCRのソーラーランタン、宮城県石巻市に到着
【第1報:2011年3月25日】UNHCRは太陽光発電によるランプを被災地に提供

今回配布する太陽光発電によるランプ (ソーラーランタン、US$39=約3500円/1個 ※この単価に輸送費などは含まれません。)
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環境に配慮した支援として難民キャンプでの普及にも取り組んでいます
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UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)は、日本政府と連携し被災地のニーズを調べた結果、当初提供を予定していた毛布と水汲み容器から変更し、太陽光発電によるランプ (ソーラーランタン)1796個を、宮城県に緊急支援として提供することになりました。
インドより空輸で成田に到着した後、国連世界食糧計画(WFP)と連携し、来週中には、陸路で宮城県まで運ばれる予定です。
ランプは一部の難民キャンプでも使われているもので、昼間の太陽光を活用して約10時間充電すると、ランプとしての使用が可能になります。たとえば、朝7時から夕方5時まで太陽光に当てておくと、夜は明かりとなって、暗闇を照らしてくれます。
電力が復旧していない被災地での避難生活に、このランプが少しでも役に立つことを切に願っています。
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皆様のご支援のおかげで、UNHCRが東日本大震災被災者支援に提供させていただきました救援物資や人的支援に関する費用が確保されました。引き続き、UNHCRの人道援助活動に温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。
<これまでのトップニュース>
2011 年 3 月 25 日
東日本大震災 緊急支援のお願い



2011 年 3 月 16 日
東北地方太平洋沖地震に関しまして



2010 年 8 月 3 日
パキスタン洪水緊急支援



2010 年 6 月 17 日
キルギスとウズベキスタン緊急支援



2010 年 4 月 14 日
今も避難生活を続けるハイチ大地震被災者への支援に、あらたに約11億円が必要です。



2010 年 3 月 30 日
UNHCR、裁縫プロジェクトでハイチ大地震の被災者を支援



2010 年 3 月 23 日
3/24 午前3時から、ジブチで活動中のUNHCRスタッフが twitterで質問に答えました



2010 年 3 月 12 日
UNHCR、コロンビアのぬかるんだ居住地で 避難民の生活を支援



2010 年 2 月 26 日
UNHCR、ハイチの被災者とホストファミリーに不可欠な救援物資を配布



2010 年 2 月 12 日
UNHCR親善大使アンジェリーナ・ジョリー、ハイチを訪問



2010 年 1 月 14 日
ハイチ大地震:UNHCR、緊急対応の構えで



2009 年 12 月 30 日
グテーレス国連難民高等弁務官、モン族のラオスへの送還中止を求める



2009 年 11 月 24 日
UNHCR、パキスタンの避難民に冬向けの救援物資を配布



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