ネパールにある難民キャンプで、20年近く避難生活を送っている人々がいることを知っていますか?自分の国を知らずに、難民キャンプで生まれ育った子どもたちがいることを知っていますか?
90年代初頭の民主主義政策の結果、ブータンで暮らすネパール系ブータン人は、国籍を剥奪され、国を追われることになりました。1991年、UNHCRはネパール南東部に7つの難民キャンプをつくり、ブータン難民の支援を開始しました。現在、ブータン難民の人々は、20年にもおよぶ難民生活を続けています。このような長期化した難民キャンプの状況を打開するため、2007年に第三国定住プロジェクトが開始されました。すでに5万人が第三国定住先としてアメリカ、オーストラリア、カナダ、デンマークなどへ旅立ち、新しい人生を歩み始めています。
※ネパールブータン難民キャンプの支援活動についての詳細はこちら
http://www.japanforunhcr.org/act/a_asia_nepal_01.html

●難民とは
紛争に巻き込まれたり、宗教や人種、政治的意見が違うといった様々な理由で迫害をうけるなど、生命の安全を脅かされ、他国に逃げ出さざるを得ない人々のことを「難民」と言います。
また、同様の理由で故郷を追われながらも国境を越えず、国内で避難を強いられている人々は「国内避難民」と呼ばれます。
●第三国定住とは
祖国に戻ることも避難先に定着することもできない難民が、別の国(第三国)に移住する制度を言います。日本では、2010年9月にタイのミャンマー難民の第三定住を受け入れました。これは、アジア初の試みで、2012年までの3年間で計90人を受け入れる予定です。


