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協会主催・共催・参加イベント

報告会「今、伝えたいことがある−シリアのイラク難民たちの物語−」

活動日 2008年4月30日
場所 国連大学ビル 5階 エリザベス・ローズ・ホール

UNHCR駐日事務所と国連UNHCR協会、ジャパン・プラットフォームは、4月上旬に行われたシリア視察を踏まえ、報告会「今、伝えたいことがある−シリアのイラク難民たちの物語−」を開催しました。

この報告会では、普段のニュースではなかなか報道されないような、シリアの都市部で避難生活を続ける約150万人とも言われるイラク難民の物語に焦点があてられました。

第1章の「カレイド・ナジさんの家族とユースの物語」において、UNHCR駐日事務所副代表 岸守一より、とあるイラク難民の家族やバグダッド大学で医学を学んだ女子学生のイラク難民の例を紹介し、イラク人のような誇り高い人々へは支援だけでなく「共感」を持って接することが重要と訴えられました。続いて、UNICEF駐日事務所次席代表 平林国彦氏より、難民への教育支援はチャンスにつながるとして、学校教育の大切さが述べられました。

「NGOには何ができるのか?」と題された第2章では、ジャパン・プラットフォームの事業部プログラム・コーディネーター 椎名規之氏より、NGOの強みとしてフットワークの軽さ、ニーズへの対応力、日本の支援者へのメッセージ力、専門性を生かした支援が述べられました。その後、WFP日本事務所援助関係官 中井恒二郎氏からイラク難民の人々へ食糧を届ける意義を、ヨルダン・アンマン駐在のセーブ・ザ・チルドレン・ジャパン 高松郷子氏よりイラク難民の子どもたちを取り巻く環境や教育支援の重要性が語られました。

第3章では、国連UNHCR協会事務局長 根本かおるより、「目に見えない中流階級の危機」について、都市部で避難生活を続けるイラク難民の生活や、その現状を把握するためにイラク難民女性による難民の各家庭への訪問の様子、またイラクの将来を担う子どもたちへの教育支援の重要性について報告がありました。その後、JICA中東・欧州部中東第一課長 田中泉氏がシリアで続けているJICAの活動について、また外務省中東第一課シリア担当 石塚仁志氏より、日本のイラク難民支援に関する報告が行なわれました。

総括では、東京外国語大学教授である酒井啓子氏から、イラク難民の人々の誇りの高さや尊厳、日本への期待イラク難民支援の重要さ等が語られました。

当日は、約150名の方が参加され、立ち見が出るほどの盛況となりました。

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