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支援の現場から

難民料理フェスティバルでシリアのメニューを提供するフランス・リヨンのレストラン
昨年の成功を経てヨーロッパ13都市へ国際的に広がったフェスティバルは、フランス・美食の街からスタートしました

フランスのリヨンにあるLe Substratレストランで、難民料理フェスティバルの開会式の準備をするシリア難民のシェフであるモハマッド・エルカルディ(左)とフランスのレストランのオーナーであるユベール・ヴェルゴワン

リヨン(フランス)2017年6月15日 ― 名高いフレンチシェフであるユベール・ヴェルゴワンは、フランスの美食の首都で行われる難民料理フェスティバル(Refugee Food Festival)に向けて、リヨンにある彼の高級レストランのキッチンをシリア人コックであるモハマッド・エルカルディのために開放しました。

 
2016年のパリとストラスブールでの成功のうけ、2017年のフェスティバルは国際的なものになり、6月15日から30日にわたってヨーロッパの6か国13都市でイベントが開催されます。

 
リヨンの会場は84か所のレストランの中で最初の場所です。これらのレストランでは、アフガニスタン、エリトリア、イラン、ソマリア、シリア、ウクライナなどの国々出身の難民シェフが、故郷の料理の彩りや味付けでヨーロッパの客を魅了しています。

 
2016年にフランスで始まったこのイニシアティブは、Food Sweet FoodというNGO団体とUNHCRの間のパートナーシップとして始まり、パートナー団体、地方自治体、レストランや民間企業などの協力を得ています。

「私たちはお互いにたくさん学ぶことがありますし、そのための時間も惜しみません」

2017年のフェスティバルは、パリ、ブリュッセル、マドリード、アテネ、アムステルダム、フローレンス、ローマ、ミラノ、バーリ、マルセイユ、ボルドー、リヨン、リールで開催され、6月20日の世界難民の日を盛り立てます。

 
2016年6月、1,000人以上の人々が、この催しのために開放されたパリの11か所のレストランでインド、イラン、コートジボワール、スリランカやシリア出身の難民シェフによる料理を楽しみました。

【動画】ヨーロッパのレストランは難民のシェフたちにキッチンを開放しています(英語)

12月、この催しはフランス東部の都市ストラスブールに移動し、6か所レストランがアフガニスタン、シリア、チベット料理や新たに考案されたレシピを提供しました。

 
ダマスカスでプロのシェフだったエルカルディは、2016年の催しでレフトバンクのレストランl’Ami Jeanでパリ人のシェフであるステファヌ・ジェゴとコラボした際にスターになった1人です。

「難民は自らの腕と伝統料理を披露する機会を得るのです」

フランスに移ってから彼は、ケンゾーファッションハウスでのキャットウォークや、フランス市長であるアンヌ・イダルゴが出席したパリ市庁舎でのレセプションといった格の高い催しに料理を提供してきました。

 
彼と料理長のヴェルゴワンはリヨンのSubstrat kitchenで1日早く面会し、2週間に渡るイベントのキックオフとして出されるフルコースの準備のための意見交換や、それぞれの料理経験について語り合いました。

 
彼らはウズラやカモの心臓、子牛の肉、香菜、バクラバやダマスカス風のアイスクリームなどを含むフルコースの料理を出す予定です。

 
「昨日、私たちはともに語り合い、お互いに学び合いました」とヴェルゴワンはUNHCRに話しました。「私たちはお互いにたくさん学ぶことがありますし、今後もそのための時間は惜しみません。」

 
このフェスティバルの発起人の1人であるマリーヌ・マンドリラによれば、2016年のフェスティバルは大成功をおさめ、世界中から参加した人々が再度開催されることを願いました。

 
「このフェスティバルが様々なヨーロッパの都市で開催されることは、難民を受け入れようとするヨーロッパの国々の市民が願ったことなのです」と彼女は言いました。「難民は自らの腕と伝統料理を披露する機会を得ることができ、人々も料理を通して新たな文化を発見することができるのです。」

 
ヴァンソン・コシュテルUNHCRヨーロッパ局長は、料理を作ったりおいしい料理を楽しんだりすることは「シンプルな喜び」であり、このフェスティバルでは好意的な文化的体験ができると語りました。

 
「このフェスティバルは難民へ意識を向け、難民シェフの才能と社会統合を促進する機会でもあるのです」と彼は言いました。

 
このイベントは、フランスで難民自身のスキルを発揮することで料理の道を歩む手助けをし、すべての難民シェフに対して門戸を開きました。

 
Céline Schmitt

 
原文はこちら(英文)
Lyon restaurant serves up Syrian menu to launch Refugee Food Festival

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