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包括的な対応へのカギとなる難民の参画
UNHCRと313のNGO団体との集会は、難民自身が団結するよう呼びかけて終了しました

フィリッポ・グランディ国連難民高等弁務官は2017年6月16日ジュネーブにて、年1回開催されるNGOとの集会を終結させました

ジュネーブ(スイス)2017年6月16日 ― イラン難民のアラシュ・ボードバーとその家族にとって、オーストラリアでやり直すことは、参加と恩返しをすることでした。

 
「私の母は美容院を開き、従業員を雇うことにしています。弟は工学を学んでいます」と彼はジュネーブで行われたフォーラムで話しました。

 
「私たちは経済の成長に貢献します。雇用を生み、新しいアイディアやイニシアティブをもたらしています。これは国全体の助けになることでしょう。私たちが解決への一助となるのです」と彼は付け加えました。

 
ボードバーは、難民と庇護申請者の保護についての差し迫った課題を議論するために毎年開催される3日間の集会のために世界中から集まった、参加者574人の1人です。

「私たちは雇用を増やし、新しいアイディアやイニシアティブをもたらします。これは国全体の助けになることでしょう」

6月16日に終了した今年の会議は「社会全体でのアプローチ」をテーマとし、難民の自立を助け、彼らが地域のコミュニティに貢献するために、UNHCR、政府、NGOや民間セクター、そして難民自身を団結させようとするものでした。

 
「私たちは難民がただの受益者としてではなく、当事者として参加することを保証しなければなりません」とフィリッポ・グランディ国連難民高等弁務官は聴衆に述べました。そして、NGOの協力をたたえるとともに、難民の声を確実に聞き入れるよう求めました。

 
このアプローチは包括的な難民対応枠組み(Comprehensive Refugee Response Framework、略してCRRF)と呼ばれ、2016年9月のニューヨーク宣言(New York Declaration)で提案されました。

 
これはUNHCR、政府、NGO、民間セクターや国際金融機関が協力関係を強化し、難民が元の生活を取り戻せるよう努めるものです。

 
会議の参加者は、難民に自らの才能やスキルを発揮する機会を与え、地域のコミュニティに積極的に貢献できるようになることが、このアプローチの成功のカギになると結論付けました。

 
「私たちはこの3日間で、この対応枠組みを形作るために難民をどのように参加させるかという多くの例を得ました」とダニエル・エンドレスUNHCR包括的対応ディレクターは語りました。

「私たちはこの3日間で、この対応枠組みを形作るために難民をどのように参加させるかという多くの例を得ました」とダニエル・エンドレスUNHCR包括的対応ディレクターは語りました

ボードバーとその家族の他にも、CRRFを本格的に採用する9か国の中で初めて実施した例である、ウガンダにおける難民の教師と看護師の雇用などの成功例もあります。

 
会議で挙げられた他のテーマには、持続的な解決を実現するために危機や気候が果たす役割や、多様な利害関係者の協力における民間セクターの働きの重要性などがありました。

 
「私たちは民間セクターに働きかける必要があります」とグランディは述べました。「彼らはリソースだけでなく、私たちがそこから学ぶことのできるアプローチをもたらしてくれます。イノベーションや雇用創出など民間セクターが専門とする活動で、私たちが難民との仕事に取り入れられることがあるのです。」

 
UNHCRが難民を保護し支援するためには、パートナー団体との継続的でより良い協力が重要です。包括的な対応を共に実行するために、協力を強化することはさらに重要な意味を持ちます。UNHCRは、605の国内NGO、166の国際NGO、158の政府関係組織、29の国連組織を含む955のパートナー団体に資金を提供しています。

 
2016年、UNHCRは、年間支出額の36%にあたる計14億4,000万米ドルを、パートナー団体に提供しました。

 
Kate Bond

 
原文はこちら(英文)
Refugee participation seen as key to comprehensive response

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