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難民と移民のヨーロッパへの危険な行路に見られる変化に関するUNHCR報告
2017年11月に発表された新しいUNHCR報告は、2017年の第3四半期に、難民や移民が通るヨーロッパへの行路の変化を示しています

難民と移民がトルコからエーゲ海を渡った後、2015年10月にレスボス島の海岸に到着

2017年11月23日 ― 「この数か月間、ギリシャ航路でやって来る人は増え、イタリアへ航路で到着する人は減少しています。移民や難民はさらに多様化した行路を経てヨーロッパに向かっています」と、パスカル・モローUNHCRヨーロッパ局長は述べました。

 
リビアからイタリアへ渡る人々の数は減り、7月から9月の間に2万1,700人がイタリアに到着しましたが、過去4年間で最も少ない数です。

 
報告書によると、第3四半期の間、イタリアへ到達した人々の割合は、チュニジア、トルコ、アルジェリア出身者が増え、地中海のルートを経由して到達した上位3つの国籍は、シリア、モロッコ、ナイジェリアでした。

 
ギリシャでは、この夏以来、海と陸からやって来る人々の増加が見られます。9月には、およそ4,800人が海岸に到着し、2016年3月以降最も多くなりました。ギリシャに船でたどり着いた人々の8割は、シリア、イラク、アフガニスタン出身者で、その3分の2は女性と子どもでした。

 
同時に、スペインでは2017年の第3四半期の間に陸と海を渡ってきた人々が、前年同期と比べて9割増加しました。到着した7,700人のほとんどがモロッコ、コートジボワール、ギニア出身者でした。しかし、陸路で渡ってきた人々はほとんどシリア出身者でした。また報告書は、夏の間の、黒海を経てトルコからルーマニアへの渡航(2015年2月以来初めて)やキプロスへ渡る人々が2017年初め以来、大幅に増加していることを記述しています。

 
「地中海ルートを通る人々が減少しているにもかかわらず、何千人もの人々は必死にヨーロッパへ危険な旅を続けています」と、モローは言いました。11月20日現在、3,000人が海で亡くなったか行方不明になり、その他の57人はヨーロッパの陸路やその国境で命を落としています。実際の数はもっと多いだろうと彼女は付け加えました。

 
また、多くの女性や女児の人身売買、そして今年これまでにヨーロッパに到着した1万5,200人以上の保護者と離れ離れになった子どもたちの困難な状況も報告されています。

 
さらに、ヨーロッパに向かう動きは過去数か月に渡って続くとともに、追い返している国があることも報告されています。これらの行動を調査し、排除すべきと報告書は述べています。

 
「UNHCRは、ヨーロッパへの移住や家族の再会などの、安全でかつ合法的な経路の拡大を求め続けています。それは、ヨーロッパの国々で人々が庇護を受けられる鍵になります」と、モローは指摘しました。「私たちはこれまでの各国の貢献に非常に感謝しています。しかしながら、UNHCRが2016年9月に求めた、地中海中部沿岸の優先15か国に滞在している難民のための追加4万件の再定住場所に応じていただくためには、さらなる貢献を必要としています」と彼女は付け加えました。

 
原文はこちら(英文)
UNHCR report details changes in refugee and migrant risky journeys to Europe

こうしている今も、地中海を渡り危険な旅を強いられている難民がいます

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