UNHCR親善大使アンジェリーナ・ジョリー、ハイチを訪問
UNHCR親善大使アンジェリーナ・ジョリーは2月9日、ハイチの首都ポルトープランスに到着し、地震の生存者のもとを訪問。地元や国際機関の援助関係者にも面会しました。
現地の声を「聞き・学ぶため」にハイチを訪れたアンジェリーナ・ジョリーは、医療施設を訪ね、弱い立場にいる子どもたちと面会しました。ハイチの首都到着時に国連事務総長特別代表代理エドモンド・ムレットから、今回の人道作戦の現状と直面する課題について、説明を受けました。
ポルトープランスのカルフール地方では、UNDPが運営する復興支援で収入を得られるプログラムの現場も訪問しました。このプログラムは4万人を支援し、今後40万人への支援を目標としています。
同じくサント地域では、自国内で子どもを育てることを目的とする世界規模のプログラム、SOS子どもの村を訪問しました。地震以降、SOSは家族や親戚とはぐれてしまった子どもたちの家族との再会にむけて活動しており、同時に保護者のいない子どもたちへのケアを続けています。アンジェリーナ・ジョリーはこのような活動を支持するとともに、「養子縁組は緊急事態時の対応策として採用されるべきではない。ハイチは地震前に多くの人身売買の問題があったため、子どもたちにより一層の注意が必要だ」と強調しました。
アンジェリーナ・ジョリーはまた、UNHCRのパートナーである国境なき医師団によってポルトープランスのデルマの自治体で設立・運営されている医療テントも訪問し、1月12日の大地震後の惨状を目の当たりにし、「ハイチが復興するには、長い年月がかかるであろう」と実感しました。
「適切な住居を、住むところがなくなった人に提供することは、雨期の訪れにより今より荒廃が進むことを防ぐため、極めて重要です。多くは、第二の悲劇の波がくることを身構えている」と語りました。
ハイチに到着する前にはドミニカ共和国に1日滞在し、地元の病院や近辺の避難所にいるハイチ大地震の被害者を訪問しました。
[ご寄付について] 2010年2月1日現在
UNHCRは難民支援機関であり、自然災害に関しては、国連各機関や被災国からの要請に応じて活動します。UNHCRのMelissa Fleming上級スポークスマンは、ジュネーブでメディアにこう語りました。「私たちは、被災地の国連チームがUNHCRの専門知識と物資を最も活かせると考える分野で、援助活動を行うことを表明します」
FlemingはUNHCRの主な使命が、迫害や広範な暴力などで家を追われた人々の保護であるため、現時点でハイチでの活動を行っていないことに触れた上で、「このような状況でUNHCRができること、また提供していることは、被災者保護の専門知識における必要に応じた支援と、キャンプの運営、備蓄しているテントやビニールシートの提供、そしてキャンプ地の計画や調整です。」と付け加えました。
約9万人分に相当する軽量テント2130張とビニールシート1万8550枚を載せた飛行機2機が、ドバイにあるUNHCRの備蓄倉庫から、1月第4週の週末にハイチに到着しました。1月25日にはこれらの物資がポルトープランスに輸送され、国際移住機関(IOM)により配布されました。また、UNHCRの医療用テント6張も、1月21日にポルトープランスに到着しました。
UNHCRは1月第3週に、国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)のチームを支援するために、ハイチに難民保護の専門家2名を派遣しました。1月第4週には追加で3名を派遣し、ポルトープランス以外の場所で保護を必要とする人々の支援活動を行っています。
また、UNHCRジュネーブ本部では緊急準備・対応チーム(EPRS)がスタッフのリストをまとめ、必要に応じて追加派遣を行う準備を整えています。
ハイチの隣国であるドミニカ共和国では、UNHCRは首都サント・ドミンゴと、ハイチとの国境にあるジマニの町で活動を行っています。ドミニカ共和国内で、少なくとも2000人のハイチ人が怪我の治療を受けていると報告されています。緊急援助チームを指揮するGonzalo Vargas Llosaは「ジマニで、約600人の被災者がシーツで作った仮ごしらえのテントで寝ているのを見ました。」と語りました。
しかしながら、ドミニカ共和国との国境を越えようとするハイチ人の数は急激に減っており、多くの人々は退院するかハイチに戻っています。
Vargas Llosaが特に懸念しているのは、ハイチから国境を越えてきた、保護者がいない子どもたちです。ユニセフとUNHCRはドミニカ保健副大臣から、このような子どもたちがハイチに戻らないよう、また必要なケアを受けられるよう要請を受けています。
皆様からお寄せいただくご寄付は、ハイチおよびその周辺地域での活動に充てさせていただきます。
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ソース : UNHCR website: News Stories
日付 : 2010年2月10日
日本語訳 : UNHCR駐日事務所






