ハイチ大地震:UNHCR、緊急対応の構えで
[2010年2月1日更新]
アントニオ・グテーレス国連難民高等弁務官は、ハイチで起きた地震について、UNHCRは国際的な要請に応じ、支援する構えがあると表明しました。
グテーレス国連難民高等弁務官は潘基文国連事務総長が述べた哀悼のメッセージに団結を約束し、壊滅的な被害が生じたことに「ショックと悲しみを受けた」と述べ、国連職員を含む多くの犠牲者がでていることに対する懸念を表明しました。
UNHCRはハイチに事務所を展開していませんが、現地のNGOと共同業務は行っています。ラテンアメリカ・カリブ諸国の拠点であるUNHCRパナマ事務所は他の国連機関と連携し、緊急対応策を整えています。
ハイチは、カリブ諸島イスパニョーラ島の西側3分の1を統治しています。この国は西半球の中でも、最貧国のひとつとされ、最近のデータによると、国民の4分の3が1日2ドル以下で生活しています。
今回の大地震は、2008年にハイチを襲い80万人以上が避難した巨大なハリケーンの復興の最中で起こった出来事でした。
[ご寄付について] 2010年2月1日更新
UNHCRは難民支援機関であり、自然災害に関しては、国連各機関や被災国からの要請に応じて活動します。UNHCRのMelissa Fleming上級スポークスマンは、ジュネーブでメディアにこう語りました。「私たちは、被災地の国連チームがUNHCRの専門知識と物資を最も活かせると考える分野で、援助活動を行うことを表明します」
FlemingはUNHCRの主な使命が、迫害や広範な暴力などで家を追われた人々の保護であるため、現時点でハイチでの活動を行っていないことに触れた上で、「このような状況でUNHCRができること、また提供していることは、被災者保護の専門知識における必要に応じた支援と、キャンプの運営、備蓄しているテントやビニールシートの提供、そしてキャンプ地の計画や調整です。」と付け加えました。
約9万人分に相当する軽量テント2130張とビニールシート1万8550枚を載せた飛行機2機が、ドバイにあるUNHCRの備蓄倉庫から、1月第4週の週末にハイチに到着しました。1月25日にはこれらの物資がポルトープランスに輸送され、国際移住機関(IOM)により配布されました。また、UNHCRの医療用テント6張も、1月21日にポルトープランスに到着しました。
UNHCRは1月第3週に、国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)のチームを支援するために、ハイチに難民保護の専門家2名を派遣しました。1月第4週には追加で3名を派遣し、ポルトープランス以外の場所で保護を必要とする人々の支援活動を行っています。
また、UNHCRジュネーブ本部では緊急準備・対応チーム(EPRS)がスタッフのリストをまとめ、必要に応じて追加派遣を行う準備を整えています。
ハイチの隣国であるドミニカ共和国では、UNHCRは首都サント・ドミンゴと、ハイチとの国境にあるジマニの町で活動を行っています。ドミニカ共和国内で、少なくとも2000人のハイチ人が怪我の治療を受けていると報告されています。緊急援助チームを指揮するGonzalo Vargas Llosaは「ジマニで、約600人の被災者がシーツで作った仮ごしらえのテントで寝ているのを見ました。」と語りました。
しかしながら、ドミニカ共和国との国境を越えようとするハイチ人の数は急激に減っており、多くの人々は退院するかハイチに戻っています。
Vargas Llosaが特に懸念しているのは、ハイチから国境を越えてきた、保護者がいない子どもたちです。ユニセフとUNHCRはドミニカ保健副大臣から、このような子どもたちがハイチに戻らないよう、また必要なケアを受けられるよう要請を受けています。
皆様からお寄せいただくご寄付は、ハイチおよびその周辺地域での活動に充てさせていただきます。
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ソース : UNHCR website: News Stories
日付 : 2010年1月13日
日本語訳 : UNHCR駐日事務所






