Home > UNHCR最新ニュース > 南スーダン緊急支援

南スーダン緊急支援

戦闘と食糧不足から10万人以上が南スーダンで家から避難

2015年初め、エチオピアの国境地点で登録を待つ南スーダン難民。

 

戦闘と食糧不足が深刻化

UNHCRは6月2日、南スーダンのユニティ州と上ナイル州での2か月にわたる激しい戦闘により10万人以上が避難し、65万人に向けた人道支援が届けられなくなっていると伝えました。

エイドリアン・エドワーズUNHCR報道官はジュネーヴで開かれた記者会見で「難民たちは、戦闘が急速に激化しているためだけでなく、食糧供給の不安定化が加速していることを避難する主な理由として示しています。南スーダンの人口1100万人の3分の1にあたる380万人以上が十分な食糧を得られていないと推測されます」と述べました。

 

周辺各国で避難者が急増 受け入れ態勢を強化

彼は、近隣のスーダン、エチオピア、ウガンダにあるすべてのUNHCR事務所から5月に到着者が急増したという報告があったと語りました。5月最終週だけで、南スーダン人約6000人がスーダンの白ナイル州と南コルドファン州に到着しました。その多くは白ナイル州におり、難民家族の87パーセントは女性が世帯主の家庭で、72パーセントが子どもです。

到着する難民は国境や最近開設されたエル・レディス2という場所で迎えられます。国境の南スーダン側の情勢不安定化と人道状況を考慮して、UNHCRと事業実施パートナーは難民流入の拡大に備えています。

エドワーズ報道官は、近く雨期が始まると難民がいる地域の多くに近づけなくなるため救援物資を前もって運び込んでおく必要があると説明しました。確実に人道支援を継続させるために、UNHCRは白ナイル川に防波堤を建設し、難民の居住地区までの道路を敷設しています。こうした居住地区の多くでは水や衛生設備の状態をただちに改善する必要があります。

エチオピア西部のガンベラ州では、4月に登録された南スーダン難民は4800人でしたが、5月には6100人以上を登録しました。4月以前には到着者はひと月1000人に達していませんでした。さらに、南スーダン難民およそ7000人がパガクとアコボの入国地点で登録と待っています。UNHCR、政府の担当部署、パートナーは、新たな到着者を受け入れるため既存のプグニド難民キャンプの隣に新たな居住地を造っています。

それと同時に、2014年の雨期に洪水した地域に暮らしていた南スーダン難民4万7000人がガンベラの隣ジェウィの新しい難民キャンプに移動しました。レイチャーとニプニプにあった前の難民居住地区は整備され、受け入れコミュニティに引き渡される予定です。

「ウガンダの事務所も5月中に難民約4000人が到着し、到着者が増加したと報告しています。到着した難民の多くが、上ナイル州のマラカルの市内や周辺での戦闘のほかに、食糧不足の深刻化や基本的な日用品の値上がりのために避難したと語りました」とエドワーズUNHCR報道官は述べました。新たな到着者はニュマンジ一時滞在センターから既存の居住地区だけでなく新しく拡大されたマージ居住区に移送されていました。

 

支援ニーズは高まるも、支援や資金が不足のおそれ

2015年初めから、約6万人が南スーダンを離れ、主にスーダンに3万人、エチオピアに1万5000人、ウガンダに1万5000人避難しました。2013年12月以降に南スーダンから逃れた人の数は約55万5000人に達し、150万人が国内で避難しています。

「南スーダンから避難する人が急速に増加するなか、UNHCRと事業実施パートナー39機関が運営し、周辺国の難民事業を対象とする「2015年南スーダン地域的難民支援計画」の資金が10パーセントしか集まっていないことを非常に懸念しています。清潔な水、衛生設備、医療、食糧、シェルターの提供といった多くの救命活動が深刻な資金不足に陥っています」とエドワーズ報道官は強調しました。

 

詳細はこちら
ナビ More than 100,000 flee homes in South Sudan to escape fighting and food shortages


南スーダン緊急支援ニュースアーカイブ


スマートフォンサイトで見る