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水/UNHCR、新プロジェクトによりエチオピア東部の難民キャンプに必要な水の供給が可能になると楽観
過去20年にわたり、UNHCRはエチオピア東部で避難生活を続けるソマリア難民への支援活動を行っていますが、資金不足や地下水のくみ上げが難しいこと、また資源が乏しい地域に難民キャンプが位置するために地元住民と資源をめぐる競合が生じることなどから、水の供給は常に課題となっています。
1991年のバーレ政権の崩壊によりソマリアは無政府状態に陥り、人々が難民として流出しました。多くの難民がソマリアへ帰還し、エチオピアのケブリベヤ(Kebribeyah)難民キャンプに身を寄せるソマリア難民は1万6000人のみとなりましたが、ソマリア国内の新たな紛争勃発にともない、多くの人々が難民としてエチオピアに避難してきたため、UNHCRは2007年にオ・バレー(Aw Barre)難民キャンプを、2008年にシェデル(Shedder)難民キャンプをそれぞれ開設しました。
UNHCRのガイドラインでは、生きるためには最低でも一人当たり一日に7リットルの水が、また衛生的な生活を送るためには20リットルの水が必要であるとされています。現在、上記の難民キャンプいずれにおいても「20リットル」という最低基準は確保されていませんが、現在進めているプロジェクトにより給水状況が改善され、基準を満たすことができるようになるとUNHCRは考えています。
ソマリア難民や地元住民のニーズを満たすため、UNHCRは2004年、約20キロメートル離れたヤラル・バレー(Jarar Valley)から水の供給を行うパイプラインを建設しました。しかしながら、モーゼ・オケロ(Moses Okello)UNHCRエチオピア事務所代表は、「このようなプロジェクトが行われても、難民キャンプに身を寄せる各家庭に充分な水の供給を保証することは未だに難しく、技術的な問題やシステム管理費の問題から、必要最低限の水を供給できないときもあります」と話します。
この問題を解決するため、UNHCRとエチオピア電機供給会社(Ethiopian Electric Power Corporation)は、全国高圧送電線網を使用してヤラル・バレーから水を供給するシステムの構築作業を共同で行っています。これにより、燃費の悪い発電機を使用する従来のシステムよりもコストが安くなり、またオケロ代表は施設運営に関わる多くの問題が解決されると考えています。
オ・バレー難民キャンプとシェデル難民キャンプのニーズを充たし、また難民が遠くまで水汲みに行かなくてすむよう、UNHCRは近くの村から大量の水をトラックで運び、貯水穴を造らなければなりませんでした。
オケロ代表は、水や衛生プロジェクトのための特別基金のおかげで、この2つの難民キャンプにある貯水穴6つをつなげることができ、現在では難民一人当たり、平均して12リットルの水を供給できるようになったと語りました。
現在も作業が進められていますが、プロジェクト完了後は3つの難民キャンプで暮らす難民一人当たり、少なくとも一日20リットルの水が供給できるようになるとオケロ代表は考えています。
モガディシュからの戦闘を逃れ、2008年5月からシェデル難民キャンプで暮らすラハマ・モハメッド・ジャマル(Rahma Mohammed Jamale)さんによると、避難生活開始当初は給水所が2ヵ所しかなかったため水汲み容器に水を汲むだけでも何時間も並ばなくてはならず、子どもたち6人のための水を確保することが難しかったそうです。現在では、状況は改善されましたが、シェデル難民キャンプの難民6600人及び近隣住民のために、さらに多くの給水所を設置する必要があると付け加えました。
ジャマルさんによると、水の供給システムが改善されたおかげで子どもたちはより多くの時間を学校で過ごすことができ、水の確保に費やす時間が少なくなりました。「しかしこの状況を持続させる為には、私たち難民が水の乱用を防ぐ為のシステムを守る必要があります」と付け加えました。
原文:UNHCR optimistic about meeting water needs of refugees in Ethiopia
ソース:UNHCR News Stories
日付:2009年4月2日
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