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水
人間にとって、水の確保は食糧と並び、命にかかわる大切なことです。水を確保できるかどうかは、キャンプ用地選びの重要な要素となります。衛生写真やレーダー技術を駆使して水脈を探査し、井戸を掘削します。UNHCRでは、難民1人につき15リットル/日(水洗トイレの洗浄約1.5回分です!)の支給を目標としています。この水で調理や炊事、洗濯などすべてをまかなわなくてはなりません。
特にアフリカなど、慢性的な水不足が深刻な問題になっている地域では、水の確保が困難です。難民の健康状態は、人口の過密度や難民キャンプの衛生環境に影響されます。病気 の蔓延を防ぎ、生活環境を整えるために、水と健康を含めた衛生管理体制が必要となります。キャンプで水が確保できないと、子どもや女性が何キロも離れた水場へ水を汲みに歩いたり、また、その途中でレイプや暴行されることもあります。難民の身を守るためにも、キャンプ内での水の確保は欠かせません。
チャドの場合
24万人以上のスーダン難民が避難しているチャド東部は、サハラ砂漠の周辺部に位置し、「世界でもっとも乾いた土地のひとつ」といわれています。 川などの地表水はなく、水の確保が非常に困難です。UNHCRのチャド東部におけるスーダン難民支援予算の12%以上が給水事業にあてられています。
最悪の事態は脱しましたが、それでもUNHCRが目標とする難民1人15リットル/日の支給は困難です。ファルシャナ、ブレジングなど、人口過密のキャンプの状況を改善するため、UNHCRはあらたなキャンプ用地を求めていますが、水の確保には困難を極めています。
6月から9月頃まで雨期に入りますが、この地域の地層は水を蓄えるのに適しておらず、 すぐに流れ去ってしまいます。しかもキャンプ内の仮設トイレの汚物が流れ出て、衛生状態が悪化し伝染病の原因となるなど、雨期は必ずしも恵みの雨をもたらしません。
UNHCRは引き続き、水脈の探査、井戸の掘削、既存の給水設備の整備など、スーダン難民の水の確保に努めています。また限られた水資源が枯渇しないように注意を払い、なおかつ負担を強いられているチャド地元民にもキャンプ内の給水場を開放しています。
ソマリアの場合





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