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難民のために、安価で安全な燃料を求めて
エリン・パトリック(Erin Patrick)氏は、主に難民女性や子どもたちの権利保護のために、ジェンダー暴力や教育といった多岐に亘り政策提言を行う、難民女性及び子どもたちのための女性委員会(Women’s Commission for Refugee Women and Children)にて、UNHCRの難民支援活動に携わっています。今回、難民キャンプで燃料として使用されている薪について話を伺いました。
チャドやエチオピア、ネパール、スーダン、タイにある難民キャンプでは、調理や暖炉の燃料として多くの木々が伐採され、薪が使用されています。薪集めをしている女性や子どもたちは標的にされやすく、大きな危険にさらされます。実際、スーダン・ダルフール地方では、薪集めをしている女性がレイプされるなどの被害も多く報告されています。さらに、全ての難民キャンプに共通して言えることですが、避難生活が長引けば長引くほど、森林破壊という環境問題はUNHCRにとって非常に重要な課題となります。また、室内で薪を燃やすため、難民の人々に深刻な健康被害をもたらすことも懸念されています。呼吸器疾患による死亡率は、マラリアによる死亡率よりも高い数値が出されています。
このような問題の解決には時間がかかり、解決策も一筋縄ではいきません。泥などで作られた原始的なかまどから、燃費が良く従来の20%の薪で済むかまど“Save 80 Stove”を活用したり、サトウキビの糖蜜をベースに作られたエタノールなどを使用することにより、薪の量を減らすことなどにも力を入れています。これは薪とは違い、室内の空気を汚すこともないため、健康への負担も軽減されます。さらに、ネパールの難民キャンプで使用されているソーラークッカーにも注目しています。新技術の導入には難民の理解が欠かせません。時間をかけて難民と話し合い、またデモンストレーションなども繰り返し、難民の人々の理解を取り入れた上で、新技術を導入します。
原文 : Q&A: In search of cheaper, safer fuel for refugees
ソース : UNHCR News Stories
日付 : 2008年5月16日
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