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みどり1本運動(環境)/ソーラークッカーや改良かまど
調理に必要な薪は、難民キャンプの周辺から集めてくることが多いのですが、キャンプ生活が長期化すると木の伐採が増え、地元住民との摩擦や環境破壊が起きてしまうこともしばしばあります。 そこで、薪を節約するために、熱効率のよい改良かまどや、太陽熱で調理するソーラークッカーなどを用いて、省エネを促進しています。
◆ ネパールの場合
ブータン難民が暮らすネパールの難民キャンプでは、オランダのNGOが独自の支援として、太陽光をエネルギー源とした調理器具であるソーラークッカーの提供を行っています。このソーラークッカーでは、およそ30分余りでご飯が炊けます。また、オランダの子どもたちもソーラークッカーでパンケーキ作りに挑戦しました。
◆ ルワンダの場合
ルワンダに暮らすコンゴ難民のキャンプでは、女性たちが環境に配慮した改良かまどを使い始めています。アフリカで伝統的に使われていたかまどは熱効率が悪く、女性たちはいつも大量の薪を集めなければなりませんでした。 ルワンダはもともとアフリカの中でも人口密度の高い地域でしたが、コンゴ難民の流入により、さらに森林の伐採が進み、環境問題が深刻化しています。この改良かまどは、燃料を最大で20%削減できるもので、キャンプの女性たちにも大変喜ばれています。女性たちは、このように環境問題や新しい技術について学ぶ意欲にあふれています。
太陽光を利用した環境に優しい調理法の推進計画(2008年)
2008年、UNHCRでは下記の地域において、環境に優しい調理法を難民キャンプで推進し、薪を節約して環境を保全するための活動に努めています。
◆ チャド東部の場合
現在、ダルフール地方から逃れたスーダン難民約22万人が、チャド東部にある12箇所の難民キャンプで避難生活を強いられています。チャド東部の乾季は長く、土壌浸食や限られた天然資源の使用は地域経済を圧迫し、また水資源や農業用地、薪の不足などは、地元住民や難民に大きな問題としてのしかかっています。人口の増加に伴い、難民や地域住民の薪の需要が増えていることから、ソーラークッカーや改良かまどの使用がこの事態の解決策として考えられています。また、これにより、薪集めの間に発生していた、難民の女性たちへの性暴力を減らし、森林資源の持続可能な管理が期待されています。この事業への1年間で必要な資金は、約248万米ドル(約2億6784万円)です。
他にも、エチオピアやウガンダでも、植林や育苗活動に加えて、熱効率の良い改良かまど作りやその管理が行われています。
注)1ドル=108円(2008年1月現在)
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