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教育
教育は、難民の子どもたちにとって財産です
難民となった人々にとって、将来に備えて一定レベルの教育を受けることはとても重要です。UNHCRが支援している難民キャンプには学校が設立され、子どもたちが最低でも初等教育を受けられるようにします。学校では、読み書きや計算だけではなく、コミュニティー活動やレクリエーション、スポーツや対話、遊びの場などを提供し、難民となった子どもたちが少しでも明るく、将来に希望をもって生きていけるように支援しています。
緊急事態では、十分なスペースを確保できない、文房具がない、教師の数が足りない、など様々な問題が浮上します。2007年現在、多くのイラクの人々が周辺国に避難していますが、子どもたちの多くは学校に通えず、家に閉じこもっていたり、働きに出たりしています。避難の途中で受けた心の傷を抱えていたり、UNHCRはユニセフと共同で、イラク難民の子どもたちが学校に通えるようにするための支援を計画しています。
また、女の子は家事手伝いに忙しかったり文化的・宗教的理由で、学校に行けないということもあり、UNHCRは家族の理解を得るための啓発活動も行っています。タリバン政権下のアフガニスタンでは、女の子は教育の機会を与えられていませんでしたが、パキスタンのアフガン難民キャンプでは女の子も学校に通うことができ、彼女たちの多くはアフガニスタンに戻っても勉強を続けたいと切望しています。ふるさとを追われ難民となってしまったこと自体は非常に辛い経験ですが、彼女たちが難民キャンプで学んだことは、アフガニスタンの復興のために活かされることでしょう。
アフリカのブルンジにあるコンゴ難民キャンプでは、1998年の時点で、学校に通っている子どもたちは1233人中わずか46人で、就学率はわずか4%でした。しかし、NGOなどの援助や難民たち自身の努力によって、1999年には就学率が50パーセントを超えました。UNHCRが2005年に行った調査では、難民となった子どもたちのうち、88%が小学校に通っています。
教育は、難民の子どもたちが苦しい生活に耐える力を養い、未来に目を向ける手段となります。また、戦争が終わってふるさとに帰った後、復興などその国の将来を背負っていくのは、教育を受けた子どもたちなのです。UNHCRは、難民の子どもたちが初等教育だけではなく、中等・高等教育も受けられるように、援助しています。特に、戦争が終わってふるさとに帰還した後も、引き続き教育を受けられるようにすることが重要です。
UNHCRのパートナーである「難民教育基金(Refugee Education Trust - RET)」は、タンザニアに避難しているブルンジ難民の子どもたちに対し、難民キャンプで中等・高等教育を受けられるように支援し、彼らがふるさとに帰った後は、帰還先でも勉強を続けられるよう、内戦で荒廃した学校の修築や拡張を支援しました。このほか、コンゴ共和国、ギニア、ブルンジ、ケニア、南アフリカ、チャド、ウガンダ、スーダン、シエラレオネ、パキスタン、エクアドル、コロンビアで活動を行っています。「難民教育基金」は、10代の難民の子どもたちの「勉強したい」という切実な叫びを受けて、緒方貞子第8代難民高等弁務官(1991-2000)が、2000年に設立した基金です。より多くの難民の子どもたちに中・高等教育を受ける機会を提供し、地域の平和と発展に寄与することを目的としています。
一人でも多くの子どもが教育を受けられるよう、皆様の温かいご支援をお願いします。
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