






















|
 |

HOME > UNHCRの難民援助活動 > UNHCRが攻撃で家を失ったイラク人たちに新しい家を建てる
UNHCRが攻撃で家を失ったイラク人たちに新しい家を建てる
2009年7月にタザの街を引き裂き、およそ90人の死者を出した大規模爆発からようやく3ヶ月経ち、破壊された家屋の多くが建て直され、また多大な被害を受けたイラク北部の街のメインマーケットでは再び商売に活気がもどってきました。
この爆発は2008年3月以来最悪のもので、被害者の大多数はこの地域で優勢なトルクメン人社会の人たちでした。しかし、キルクーク行政区内にあるこの街はUNHCRとそのパートナー機関の援助を受け、残虐な攻撃から非常に早く復興しています。
現地の被害状況を把握し、生存者に緊急支援物資を配布するため、爆発直後からUNHCRの職員がタザの街に入りました。チームによると約160戸の家屋(その殆どは泥のレンガでできています)が完全に破壊され、約400戸が損壊していました。その結果、約3500人の人々が住む場所を失ったのです。
UNHCRは速やかに行動を開始し、倒壊した家屋150戸の建て直しと、ショルジャマーケット(Shorja Market)にある73店舗と建物2戸の改築のための資金を提供しました。作業はイラクの事業実施パートナーによって行われました。これは難民やイラク国内避難民のために、戦争で被害をうけた建物1万戸の修復を援助してきたUNHCRの緊急シェルタープログラムの一部で、2010年にはその数を倍にすることを目指しています。
あるUNHCRの職員は「避難生活の苦痛の軽減や帰還の促進、紛争地域の人々が自信をもてるようになることを目指しています」と述べ、このプログラムは最も脆弱な立場にある家族に焦点をおいていると付け加えました。可能な場所では、UNHCRは地元で調達できる資材を使い地元の労働者を雇って作業を行っています。
9月30日に簡単なセレモニーが行なわれ、UNHCRと地元の職員の立会いのもと、ショルジャマーケットの店舗がそれぞれのオーナーたちの手に戻されました。
30歳のモハメド・アリ(Mohamed Ali)さんは爆発によって負傷したとされる約400人のうちの一人でした。一家の稼ぎ手である彼は、トルコで治療をうけていましたが、ずっと家族を心配していました。外部組織であるUNHCRが彼らの家の再建を助けてくれていると言われても信じることができずにいました。
8月中旬にやっと家に帰った際、彼は新しい平屋建ての家を見て驚きました。「もし私の老いた父が家の前に座っていなかったら、自分の家だとは分からなかっただろう」と言い、さらに「UNHCRにお礼状を出さなくては」と付け加えました。
先月引渡しのセレモニーに出席したタリブ(Talib)タザ市長もUNHCRの援助に大変感謝しています。「家族の一人、あるいはそれ以上を失った人々がUNHCRの支援活動によって助けられました」とダニエル・エンドレス(Daniel Endres)UNHCRイラク代表に伝えました。
再建・修復された建物を視察したエンドレスUNHCRイラク代表は、UNHCRが爆発で被害を受けた人々を助け、彼らが自分たちの家に戻れるよう支援を継続していくと誓いました。
9月初めの時点で、UNHCRは2950世帯(1万8700人)に住居を提供しました。その中には地元コミュニティのメンバー、国内避難民、そして海外やイラクの他の地域からの帰還民も含まれています。
原文 : UNHCR - UNHCR builds new homes for Iraqis left homeless in attack
ソース : UNHCR News Stories
日付 : 2009年10月26日
日本語訳 : 志田佳奈子・佐藤奈美(国連UNHCR協会ボランティア)
|
 |