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新しい生活を仕立て上げる — イランで職業訓練を受けるアフガン難民
28歳にして子どもが8人、そのうえ未亡人であるアフガン難民ナフィセ(Nafiseh)さんは、ドレスの型作りの仕事の合間にインタビューを受け、将来への期待を語りました。 「今ならどこに住んでいても生活ができる自信があります。裁縫を学べたので子どもたちを養っていけるし、教育を受けたことのない10歳と12歳の娘2人を学校へ送ることもできます。」 イランからアフガニスタンへ帰還するアフガン難民の数が激減したことで、UNHCRはイランの都市で難民が生計を立てられるよう、様々な職業訓練を行っています。イラン教育省と共同で行われているこのプロジェクトは、ナフィセさんのように何人もの子供を抱え未亡人となった難民を主な対象としています。 政府統計によると、現在イランでは難民登録されたアフガン難民93万5512人、イラク難民4万3916人が避難生活を送っています。 ナフィセさんの技術も近所の人々から認められ、現在そこで注文を受けつつ、独立して家庭を支えることができるようになりました。
UNHCRは2007年よりこの職業訓練プロジェクトにおよそ200万USドル(約1億9360万円)を費やしており、2009年はさらに30万USドル(約2900万円)を追加する計画です。このプログラムはこれまでに6000人近くのアフガン難民をサポートしています。 昨年は女性参加者が過半数を占めていましたが、今年は男性参加者も女性参加者の数と並びました。プログラム開始当初、UNHCRは女性に大工仕事や溶接作業などの非伝統的な技術を習得するよう促しましたが、難民女性は裁縫や整髪、男性は大工、配管、電気配線、一般的なメカニックスや溶接などのプログラムを選ぶ傾向にあります。女性・男性ともに人気があるのはコンピューターや語学プログラムです。
テヘランや エスファハン、 クォム、アハワズでトレーニングセンターを管理している、ロヤ・ザルガルバシ(Roya Zargarbashi) UNHCRプログラムアシスタントは、「授業で素晴らしいドレスを仕立て上げた難民を見て、トレーナーたちは彼らの才能と忍耐力に驚いていました。」と言います。
ナフィセさん自身が読み書きができないためか、彼女は自分の娘たちが教育を受けることがいかに重要か理解しています。自身が10代で結婚したことにより失った教育の機会を、子供に与えられることを誇りに思っていると語りました。 「娘たちが学校に通えるようになり、私が受けることのできなかった人生の機会を与えられているようで嬉しいです。」そう答えて、ナフィセさんはまた縫製の仕事を始めました。
1USドル=約96.8円(2009年6月現在)
原文 : Stitching up a new life: Afghan refugees learn to support themselves in Iran
ソース : UNHCR News Stories
日付 : 2008年6月12日
日本語訳 : 和田杏奈・本多明子 (国連UNHCR協会ボランティア)
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