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グテーレス国連難民高等弁務官がイラクのアンバー州を訪問、UNHCR新事務所開設を発表
グテーレス国連難民高等弁務官は2008年11月26日にイラクのラマディ市(Ramadi)を訪れ、そこでUNHCRの新しい事務所がまもなく開設されることを発表しました。「UNHCRでは現在、イラク国内におけるUNHCRの事務所を増設しています。ラマディ市の新設事務所を含めると、来年早期までに14の県で事務所が運営される予定です」とグテーレス国連難民高等弁務官は各種族の指導者およびアンバー州とラマディ市の職員およそ20名に対し発表しました。
今回の訪問により、国連難民高等弁務官のイラク訪問は過去18ヶ月の間で3度目となります。UNHCRはすでにイラク国内の18県のうち10の県に事務所を設立し、新たに4つの事務所がまもなく開設される予定です。UNHCRがこれまで事務所数を増やしてきたことは、何十万人もの国内避難民が可能なかぎり最終的に帰還できるよう、より重点的に活動を行うという、UNHCRの決断を反映するものだと国連難民高等弁務官は述べています。なお、平行して、UNHCRは特にシリアとヨルダンにいるイラク難民に対する支援と保護活動を継続して行います。
「既存の事務所を足場にして、国内避難民が安全にそして尊厳を保ち、自主的かつ継続可能な帰還ができる適切な条件をそろえるため、イラク政府と協力して活動を行う必要性のあるものが多くあります」とグテーレス国連難民高等弁務官はUNHCRの事務所の増設について述べました。さらに、学校や医療施設、雇用機会の確保及び支援物資の配給などのためのインフラの整備だけでなく、財産の補填や帰還者への補償のためのさらなる努力も条件に含まれていると述べました。
イラク国内の治安状況の改善や、ふるさとへの帰還を望む国内避難民の人数の増加に比例して、UNHCRはイラク国内での人道支援活動により重点をおくようになりました。2008年6月から10月までの間におよそ14万人の人々がふるさとへと帰還しています。そのほとんどは国内避難民でした。
グテーレス国連難民高等弁務官はまた、イラク国内でのUNHCRの活動予算は2009年には倍の約8100万USドルになるだろうとも述べています。
アブダル・サラム・アル−アニ氏(Abdul Salam Al-Ani)アンバー州議会議長は、ラマディにUNHCRの新しい事務所が開設されるというグテーレス国連難民高等弁務官の知らせに職員たちはみな喜んでいると述べました。彼はまた国連難民高等弁務官に、アンバー地方で避難する約1万1000人の国内避難民のうち、もっとも支援を必要とする人たちへのさらなる援助の申し出に対し感謝の意を伝えました。
ダニエル・エンドレス氏(Daniel Endres)UNHCR駐イラク事務所代表は、ラマディ事務所の開設により、その地域でふるさとを追われた人々を救おうとするUNHCRの努力は新しい局面を迎えるだろうと言っています。
原文 : Guterres visits Iraq’s Anbar Province, announces opening of new UNHCR office
ソース : UNHCR News Stories
日付 : 2008年11月26日
日本語訳 : 志田佳奈子・佐藤奈美(国連UNHCR協会ボランティア)
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