





















|
 |

HOME > UNHCRの難民援助活動 > シリア・ダマスカスのイラク難民の子どもたちに学習用品を支給
シリア・ダマスカスのイラク難民の子どもたちに学習用品を支給
14歳になるイラク難民のタイバ(Taiba)ちゃんは、UNHCRからカラフルな学校用のカバンや靴、制服が支給されて賑わっている部屋に足を踏み入れた途端、パッと華やいだ表情になりました。「新しいノートや鉛筆、クレヨンや鞄をもらえてとても嬉しいです。良い匂いがして、本当に新しいですね。他の子たちにも会えて嬉しいです」と満面の笑みで話してくれました。
8月の第一週目から、UNHCRとパートナー機関であるシリア赤新月社は、多くのイラク難民が避難生活を続け、また難民の子どもたちの就学率も高いダマスカスのサイダ・ゼイナブ(Saida Zeinab)地区で、学習用品の支給を開始しました。9月7日のシリアの新学期を前に、約3万人のイラク難民の子どもたちに学習用品が支給できると考えられています。2007年は約2万人の子どもたちに支給されました。
配布セットには、50あまりの文房具、制服、学校用の靴、体操着、運動靴が入った学校用かばんが1つの配布セットとして配られています。コストは学年により変わりますが、46米ドル(およそ5千円)から79米ドル(およそ8千5百円)で、収入源がなく、子どもを抱えるイラク難民の家族にとっては大きな支援額となっています。
「シリアでは15才までが義務教育のため授業料はかかりません。シリア政府はイラク難民の子どもたちを学校に受け入れていますが、学習用品の購入など、教育を受けるために費用がかかるため、子どもたちを学校に通わせることは難しいことです」とダマスカスのキャロル・リガウド(Carole Rigaud)UNHCR教育担当職員は語りました。
シリアでの生活がますます逼迫するイラク難民の負担を減らし、また教育の機会に関する情報を広めることにより、UNHCRはイラク難民の子どもたちが教育を受け続けることができるよう働きかけています。
シリア教育省によると、2006−2007年度の入学登録を行ったイラク難民の子どもたちの数は3万3100人、2007−2008年度は4万9132人でした。UNHCRは、2008−2009年度にイラク難民の子どもたちの生徒数が増えることを期待しています。
今回、学習用品の支給を受けた子どもたちの保護者は、教育の重要性を認識しています。「教育が受けられなければ、その人は無教養となってしまいます。教育を受け続けることは大切なことです」。2005年にイラクからシリアへと避難し、4人の息子と娘を学校に通わせるアブ・ザイドーン(Abu Zaidoon)さんは語りました。「子どもたちには正規の教育を受けてほしいと思います。しかしながら、生活にお金がかかるため、それは難しいことです。少なくとも今回の学校用品の支給は我々の家計を助けてくれます。」
2008年5月からUNHCRの教育プログラムにボランティアとして参加している、イラク難民のアセール(Aseel)さんの娘も、今回の支給で配布セットを受け取りました。「私の両親が学識の高い人たちということもあり、私たち家族にとって教育は大切な問題です。イラクでは土木技師として働いていました。彼女の祖父母や私が生きるチャンスを手に入れる唯一の方法である教育を、娘も受けなければなりません。」
原文 : UNHCR distributes school supplies to Iraqi refugees in Damascus
ソース : UNHCR News Stories
日付 : 2008年8月3日
|
 |