





















|
 |

HOME > UNHCRの援助活動 > 中東 ・ 北アフリカ地域 > イラク及びイラク周辺国 > イラク政府、シリアから難民をバスで帰還させる
イラク政府、シリアから難民をバスで帰還させる
シリアでは現在140万人以上のイラク難民を受け入れていますが、イラクに帰還する難民もいます。約800人のイラク難民を乗せたバスの一団、11月27日の午後にシリアの首都ダマスカスからイラクのバグダッドに向けて出発しました。イラク政府関係者によると、バグダッドまでの安全面は確保されているとのことです。
それぞれ30〜35人の難民を乗せた、少なくとも15台のバスが、27日遅くにイラクの入国審査を済ませ、国境を越えたことをUNHCR職員が確認しました。その他にも既に何台かのバスが国境を越えたようです。バスは28日にバグダッドに到着する予定です。UNHCRは到着した帰還民たちに、生活を再スタートするのに役立つ支援物資を支給する予定です。
UNHCR保護官がダマスカスを出発するバスに乗る難民の家族にインタビューしたところ、多くの難民は手持ちのお金が底を付き、これ以上シリアで暮らすことができなくなったと話していました。また治安の改善が報告されていますが、実際に現状を自分の目で確認したいという難民もいました。バスから誇らしげにイラクの国旗を振っている男性グループがいる一方で、荷物を積む用意をしている難民の多くは悲しげで不安な表情をしているように見えました。
UNHCRの調査によると、シリアを離れるイラク難民の14%のみがイラクの治安の改善を理由に帰還を決断し、約70%の難民はシリアの滞在許可の規制が厳しいため、また就労許可が得られないための金銭的な困難を理由としています。
「最近になってはじめて、一部のイラク難民が本国への帰還を考えはじめています。UNHCRは現時点において帰還を積極的に推奨しておりませんが、イラク政府による本国へ帰還する難民への援助を評価しています」とUNHCRシリア代表 Laurens Jollesは語りました。
11月19日の週には、1日につき約600人のイラク難民がシリアを出発したとUNHCRは推定しています。10月には4万5000人のイラク難民がシリアから帰還したとイラク政府は述べています。
UNHCRはシリアに残るイラク難民の支援を続け、12月には、約7000家族への資金援助と5万1000人への食糧援助、そして保健医療も支援しています。
原文 : A family of Iraqi refugees look out of the back of a bus before heading back to Baghdad.
ソース : UNHCR News Stories
日付 : 2007年11月28日
日本語訳 : 吉本由美子、佐藤奈美(日本UNHCR協会ボランティア)









|
 |