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UNHCR、ラマダン期間中のイラク難民に食事を提供
ダマスカスに点在するイスラム教の礼拝堂であるモスクで、イマーム(イスラム教指導者)達は、礼拝の合図のときに、ラマダンの最初の食事にイラク人難民を招待しようと呼びかけました。シリアでは多くのイラク人難民を受け入れています。
市内に住む多くのイラク難民は、その申し出を受け、イスラム教の断食期間であるラマダンでの初めての食事であるイフタール(iftar)と祈祷、そして懺悔のために、9月13日の日没後、市内のいたるところにあるモスクへやってきました。UNHCRは約9000人の難民のために翌月1ヶ月分に相当する約27万食の食事を提供する役割を担っています。
UNHCRの事業実施パートナーである、シリアのアラブ赤新月社が食事を用意し、モスクやレストラン、ホテルでイラク難民に食事が配られました。多くの人々がその場では食べずに袋に入れて食事を持ち帰りました。
「イラク難民はこのラマダンの時期に、特に深刻な困難に直面します。多くの人々が貯金を使い果たし、日々の食事を用意することがこれほどまでに困難だとは、彼らが想像していなかった事態なのです」とUNHCRシリア代表のLaurens Jollesは、UNHCRがこの計画をスタートさせた理由として述べました。
数万人のイラク難民が避難生活をするYurmuckでは、赤十字ボランティアとイマームらを含む地元モスクのメンバーが、1200世帯の難民家族のために食事の準備にあたりました。
「多くの人々が食事を共にしようと集まるのを見ることができて嬉しい。パレスチナ人、シリア人、イラク人ともに、我々は皆兄弟であり、助け合うことが大切なのです。団結こそが我々の強みであり、伝統です。イラク難民が自宅でこの食事をとるということ、それは我々シリア人が彼らを歓迎し、支えているというメッセージにもなるのです」とモスクのイマーム、Abdullah Ahmed Abu Bakirさんは話しました。
「UNHCRはラマダン期間中、食料の支援をしています。しかしそれ以上に、数えきれないほど多くのイラク難民が、一般のシリア人家族によってこれまでずっと助けられてきていることを我々は知っています。UNHCRは、今後もシリアの人たちがこの素晴らしい好意を持続していけるようサポートする役割を担っています」と、UNHCRシリア事務所のローレンス・ジョレス(Laurens Jolles)代表はこのようにも語りました。
また、9月13日、シリアとイラクの間にある中間地帯に取り残された389人のパレスチナ難民へも、赤十字社のボランティアによって食事が提供されました。厳しい環境下に暮らすことを余儀なくされ、新鮮な食事を摂ることがなかなかできない難民にとって、新鮮な果物や野菜はとりわけ喜ばれました。
UNHCRは3万3000人を超えるイラク難民を対象に、2週間前からラマダン期間中に必要となる食事2カ月分とともに通常の食糧の提供を開始しました。その配給内容は、難民たちの意見を取り入れながら決められています。
原文 : UNHCR lays on free meals for Iraqi refugees during Ramadan
ソース : UNHCR News Stories
日付 : 2007年9月14日
日本語訳 : 佐藤奈美、菊地清香(国連UNHCR協会ボランティア)
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