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子どもたちへの教育援助を必要とするイラク難民の家族
UNHCR シリア(7月31日)発:
2006年末、死の危険と隣り合わせの故郷バグダッドからシリアへ逃れたミカエル(Mikhail)家の人々は、難民として苦しい生活を強いられています。6人の子どもたちは、定員を超えた公立学校に入学できないままです。一家の主アッシャー(Ashur)さんは「かろうじて生き延びている我々には、1人600ドル以上費用がかかる私立の学校には子どもたちを入れてやることができません」と話しています。
シリアは公立学校の門戸をイラク難民にも開きました。しかしこれだけでは、学校教育が必要な数十万人にものぼるイラク難民の子どもたち全てが学校に通えることができません。
UNHCRとユニセフ(UNICEF)はこの実態に直面し、27日、2008年末までに更に15万5000人のイラク難民の子どもたちが学校に戻れるように、1億2900万米ドルの資金援助を呼びかけました。200万人以上のイラク人たちが、近隣国、主にシリア・ヨルダンに逃げています。そのうち50万人の学齢期の子どもたちのほとんどは、教育を受ける機会が制限されているからです。
シリアにいる推定30万人のイラク人の子どもたちのうち、学校に行っているのは約3万3000人しかいません。政府の推定によると、ヨルダンでは1万9000人のイラク人の子どもたちが、有料の私立学校に通っていますが、5万人はいまだに学校教育を受けられずにいます。UNHCRさらにシリアのイラク人10万人、ヨルダンの5万人、エジプトの2000人、レバノンの1500人、その他近隣諸国の1500人の子どもたちが学校に通えるようにすることを目標としています。
UNHCRとユニセフは、各国の文部省や他のパートナー機関と協力し、家庭が貧しく途中退学を余儀なくされた子どもたちにも教育の機会を与えようと公立学校の生徒受入数の拡大を検討しています。今回の支援には、プレハブ教室の提供、臨時の学校として使えそうな建物の候補の選出、学校での給水や衛生環境の向上、新しい学校・教室の建設、既存の学校の復興、スクールバスの入手が含まれています。4000人以上の新しい教師が必要になり、教師の給料、(社会福祉)資格手当などの給付、研修費用も必要です。
ヨルダンでもまた、UNHCRのスタッフが、子どもたちの学業復帰のための支援を行なっています。ライラ(Layla)さんは2年前、サダム・フセイン政権下で警官であった夫を殺害された後、息子と娘と共にバグダッドを後にしました。無料の公立学校での教育が難民には認められなかったため、彼女の貯金5000米ドルのほとんどは、息子の学費に費やされました。
しかしながら、ライラさんの娘は教育を受けることができず、厳しい危険の中で成長している15万5000人の子どもたちのうちの1人です。UNHCRとユニセフの支援要請はこのような子どもたちを援助するためなのです。
原文 : Iraqi refugee families need help to educate their children
ソース : UNHCR News Stories
日付 : 2007年7月31日
日本語訳 : 菊地清香、佐藤奈美(日本UNHCR協会ボランティア)









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