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イラク及びイラク周辺国/ イラク難民の子どもたちに教育を! 〜UNHCR・ユニセフ共同アピール〜
概要
中東地域では、急速に治安が悪化しているイラクから、200万人以上が周辺の国々へ避難しており、その数は日々増えています。イラク難民の中でも、子どもたちは最も弱い立場におかれています。避難生活が長引くにつれ、安定した家庭生活やふつうに学校へ通う日々、平和で楽しい子ども時代が失われつつあります。
イラク難民を受け入れているシリアやヨルダンでは、各政府がUNHCRと協力しながら懸命な難民支援を続けています。しかし、難民の数が急激に増えているため、支援を受けられないイラクの子どもたちが大勢います。このままでは、将来のイラクを支えるべき世代が、全く教育を受けられずに社会から取り残されてしまうことになりかねません。
このためUNHCRとユニセフは、イラク難民を受け入れている国々と協力して、イラク難民の子どもたちが学校に通えるような支援を行うため、1億2900万米ドル(およそ154億8000万円)を必要としています。
基礎的なデータ
イラク難民約200万人のうち、半数は未成年で、そのうちの約50万人が学齢期の子どもたちです。シリア、ヨルダン、エジプト、レバノンでは、イラクの子どもたちがぎゅうぎゅうの教室で勉強していたり、学校へ行けずに狭いアパートに閉じこもっていたり、ストリートチルドレンンになっています。これらの国だけでは、到底50万人以上ものイラクの子どもたちを支援するのは不可能で、まさに国際社会の協力が必要とされています。
多くの問題点
イラク難民の子どもたちが学校へ行けない理由は様々です。国連機関の調査によれば、すでに定員をはるかに超えている学校ではこれ以上受け入れる余裕がない、制服や文房具など必要な備品を買う金銭的余裕がない、親の収入が少ないため子どもが働きに出なければならない、イラクで受けた暴力や拷問のために心の傷に苦しんでいることなどが主な問題点として浮かび上がってきました。
周辺国の現状
シリアでは、アラブ諸国の子どもはすべて無償で教育を受けられるという政策があります。しかし、シリアでは、避難しているイラクの子ども30万人のうち、学校に通えている子どもは、3万2000人にすぎません。また、ヨルダンでは、現在学校に通えていない子どもが5万人以上いるのに対し、学校に通えている子どもは1万9000人にすぎません。
イラク難民はキャンプではなく、避難先の町で、手持ちのお金でアパートを借りる、親戚の家に居候するなどして、どうにか日々の生活を送っている状況です。イラク難民の子どもたちは、難民専用の学校ではなく、地元の子どもと一緒に現地の学校に通っています。
支援目標
UNHCRとユニセフは、2007年8月から2008年12月の間に、イラク難民の子ども15万5000人(シリアで10万人、ヨルダンで5万人、エジプトで2000人、レバノンで1500人、その他の国で1500人)が学校に通えるよう支援する計画です。
支援計画
UNHCRとユニセフは各国政府の教育省と協力し、既存の学校を拡張し、イラク難民の家族に対して子どもたちを学校へ送るよう呼びかける計画です。特に、母子家庭や障害児をもつ家庭、貧しい家庭の子どもを優先的に支援します。また、新たに4000人の教員を採用し、訓練を実施します。制服や教材については、各国政府の教育省を通じて子どもたちに配布します。
イラクの子どもたちが置かれている実情を考慮いただき、ご支援をどうぞお願いいたします。
原文 : UNHCR / UNICEF Joint Appeal -providing educationopportunities to Iraqi children in host countries
ソース : UNHCR本部ウェブサイト > MAJOR OPERATIONS 「Iraq」 > LATEST PRESS RELEASES 「UNHCR and UNICEF issue joint appeal to get Iraqi children back to school」(The full appeal document is available online at www.unhcr.org)
日付 : 2007年6月28日









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