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中東 ・ 北アフリカ地域/イラク及びイラク周辺国

増え続ける避難民

避難民の8割は女性と子どもイラクでは2003年にフセイン独裁政権が倒されましたが、異なる宗派や民族が武力で激しくぶつかり合う泥沼の内戦状態に陥っています。イラク周辺のシリアやヨルダンには、家族を殺されたイラク人や、拉致、拷問に遭って命からがら逃げてきたイラク人が、大量の難民となって押し寄せています。また、イラク国内で避難している人々の数1日2000人のペースで増えていると言われています。

ナビ 日本UNHCR協会 根本かおる 事務局長 緊急報告(2008年4月15日)

命の危険にさらされて

ある男性はUNHCR職員に、宗派が異なる武装グループからバグダッドの家を出るよう脅迫されたときの様子を話してくれました。彼は銃弾が貼り付けられた脅迫状を手に握りしめ、「家族5人が着るものひとつ持たずに逃げてきたのです。誰か私たちのために衣服を集めてくれませんか」と訴えていました。

UNHCRの活動

UNHCRは難民たちに生活必需品を供給しているイラク国内は治安が急速に悪化しているため、UNHCR職員は現地での緊急援助対応に追われています。シリアやヨルダンなど周辺国では、逃げてきたイラク人を保護するために難民として登録したり、学校を建設したりしています。難民の数が急増する中、UNHCRは受け入れ国の負担を少しでも軽減するよう、国際社会に対して支援を求めています。

ナビ イラク難民の子どもたちに教育を!〜UNHCR・ユニセフ共同アピール〜

難民たちがUNHCRに寄せる大きな期待

シリアに逃げてきたイラク人女性は、「UNHCRが難民のための国際機関として、イラク人に安全と支援を提供してくれることを知ってやってきました。他の国に移住するためのビザを手に入れられるよう、私たちを助けてくれるかもしれません。国連の支援なしに私たちイラク人を受け入れてくれる国なんて、世界中どこにもありません」と、語りました。彼女のようにUNHCRの支援を必要としているイラク難民は、シリアだけで120万人います。

出口の見えない避難生活

多くの難民は避難先で住むところさえ確保できていない仕事もないまま避難生活が長引くにつれて、イラクから持ってきたわずかな蓄えは底をつき、途方に暮れる人も大勢います。しかし、イラク国内の民族や宗派間の憎悪は深まるばかりで、治安が早期回復し、難民たちが安心してふるさとに帰る目処は立ちません。ある難民は言いました、「あなたもイラクの状況をご存知でしょう。あそこには破壊と死があるだけです」。アメリカやヨーロッパなどに受け入れられる難民はほんの一握りで、その他大多数の難民たちの避難生活は厳しくなる一方です。

空爆後のレバノン

レバノンでは、2006年7月に始まったイスラエル軍の空爆により、約75万人が国内避難民となりました。レバノンの被災者のために皆様から2006年にお寄せいただいたご寄附は3016万円に上り、多くの避難民が自宅に戻ることができました。その一方で、レバノンも4万人以上のイラク難民を受け入れており、その対応に追われています。UNHCRレバノン事務所日本人職員・伊藤礼樹は、「レバノンのイラク難民の場合は、キャンプにまとまって生活しているわけではないので、目に見えにくい難民問題かもしれません。しかし、まだまだ多くの人々が支援を必要としています」と語っています。

ナビ UNHCR本部イラク担当 織田靖子 緊急報告(2007年6月28日)

イラク周辺国に逃れたイラク難民とイラクの国内避難民のために、皆様の温かいご支援をお願いします。


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<イラク及びイラク周辺国 最新ニュース>


2008年

3月19日 主要国への難民申請、イラク危機により増大(駐日事務所ニュース)

2月21日 UNHCR、レバノンのイラク難民認定に関する決定を称賛(駐日事務所ニュース)

2月21日 グテーレス国連難民高等弁務官、イラクを訪問しUNHCRの役割強化を表明(駐日事務所ニュース)

1月16日 アラブ連盟、イラク難民のための募金キャンペーンを開始(駐日事務所ニュース)


2007年

12月28日 イラク難民の子どもたちのトラウマ克服を道化師が支援(駐日事務所ニュース)

12月21日 イラク人ミュージシャンのナセル・シャンマ(Naseer Shamma)氏、募金キャンペーンを開始(駐日事務所ニュース)

12月19日 イラク難民の苦境に関する貴重なデータを示す調査(駐日事務所ニュース)

11月28日 イラク政府、シリアから難民をバスで帰還させる(UNHCR本部ニュース・翻訳)

10月18日 火災により100万米ドル相当のUNHCRのテントが焼失(UNHCR本部ニュース・翻訳)

9月27日 2007年上半期、約2万人のイラク人が先進国に庇護を求める(駐日事務所ニュース)

9月18日 シリアの学校に通うイラク人学生、大幅に増加(駐日事務所ニュース)

9月14日 シリアのビザ取得要件変更を受けて、イラク人の入国希望者が激減(駐日事務所ニュース)

9月14日 UNHCR、ラマダン期間中のイラク難民たちに食事を提供(UNHCR本部ニュース・翻訳)

8月30日 UNHCR親善大使アンジェリーナ・ジョリー、イラク難民の苦境と勇気に耳を傾ける(駐日事務所ニュース)

8月29日 UNHCR親善大使アンジェリーナ・ジョリー、シリア、イラク訪問中に人道的危機を強調(駐日事務所ニュース)

8月27日 ヨルダンでの公立学校通学がイラク難民の希望となる(駐日事務所ニュース)

8月23日 UNHCR、イラク人の子どもたちを学校に受け入れるヨルダンの決定を歓迎(駐日事務所ニュース)

8月7日 UNHCRと国連児童基金(UNICEF)、イラクの子どもたちの教育支援に1億2900万米ドルの支援要請(駐日事務所ニュース)

7月31日 子どもたちへの教育援助を必要とするイラク難民の家族(UNHCR本部ニュース・翻訳)

7月23日 シリアとヨルダン、イラク会議における支援表明後も更なる支援を待つ(駐日事務所ニュース)

7月13日 UNHCR、ベイルート郊外にイラク難民のためのコミュニティセンターを開設(UNHCR本部ニュース・翻訳)

6月8日 イラク人キリスト教徒夫妻、息子との合流を試みてヨーロッパの収容所に(駐日事務所ニュース)

6月7日 イラクの避難民が420万人を超える:貧民街が続々と形成(駐日事務所ニュース)



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