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中欧・東欧における難民認定手続きの改善を目指す
よく理解できない法的書類に署名できますか?初対面の相手に個人的な情報を教えられますか?手続きの行程もわからないまま、今後の生活を一変させる決定をひたすら待ち続けていられますか?
中欧・東欧の庇護申請者は、実際にこのような問題に日々直面しています。
オーストリアやドイツについで、ブルガリア、ハンガリー、ポーランド、ルーマニア、スロバキア、スロベニアにおいても、それぞれの国内で難民認定手続きの質を見直し、向上させるための課題に取り組むことになりました。
ブダペストで9月16日に開始された品質イニシアティブに基づき、上記8カ国は難民認定担当者のトレーニングを含め、庇護希望者が到着してから最終的に認定されるまでの全行程における改善を目指します。また、認定書類も明確なものにさせます。
品質イニシアティブ・プロジェクトを担当するマイケル・ロス(Michael Ross)UNHCRブダペスト地域コーディネーターはこう言います。「申請書類には、関連法の引用とともに庇護申請者が述べた内容や出生国についての客観的な事実を記述し、それらを分析して論理的な結論を出すべきです。そして何よりも大切なのは、1人の人間の将来を決定する重大な責任を負っているのだと担当官が肝に銘じておくことです。」
欧州委員会から資金援助を受け、ブダペストのUNHCR地域代表部が開始したこのプロジェクトでは、8カ国における難民認定審査の改善に取り組みます。2012年までにヨーロッパで共通したEU難民法を制定するために、このプロジェクトの結果が役立つと期待されています。
各国でUNHCRが雇用した評価担当者1人が、庇護申請者の面接審査と認定手続きの監視を2010年2月まで行います。政府の難民庇護機関もまた、このプロジェクト終了後に品質監査を引き継ぐためのトレーニングを受けることになっています。
UNHCRは、中欧・東欧において多くの庇護申請者が亡命手順に関する適切な説明を受けていないことを確認しました。たとえ説明書類を受け取っていても、申請者がわからない言語で書かれていたりします。ある国では、通訳が申請者の言った内容を一語一句訳さずに要約してしまうこともあります。
そういった説明や調査段階での不備による、誤った難民認定却下や申請の棄却によって、庇護申請者たちはその後何カ月にも渡り困難を強いられることになります。
ロス地域コーディネーターは言います。「難民庇護の分野において、ヨーロッパでは様々な品質改善プロジェクトが盛んに進められています。我々のプロジェクトではそれを基に実践的内容を取り入れ、協調して作業を進める予定です。より一貫性のある正しい決定をするシステムを実現するために、公平かつ調和のとれた形で難民に貢献できるよう最善を尽くします。」
原文 : Central, Eastern Europe aim to improve refugee status decisions
ソース : UNHCR News Stories
日付 : 2008年9月18日
日本語訳 : 石井里佳(国連UNHCR協会ボランティア)
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