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1990年代のバルカン地域での紛争による難民
2006年9月17日(火曜日)UNHCRは、欧州委員会(EC)および欧州安全保障協力機構(OSCE)との、難民の帰還に関して昨年調印した条約を迅速に執行するよう、バルカン地域の政府に働きかけるための話し合いに参加しました。
ザグレブでの会議に続き、この3機関は、ボスニア・ヘルツエゴヴィナ、クロアチア、モンテネグロ、セルビアがサラエボ宣言の執行に進歩を見せたとし、今年の末までに多数の難民そして避難民の状況を改善することに同意した同宣言の進展に一定の評価を示しました。
しかしながら2006年1月にボスニアの首都サラエボで同意した期限までに、本当の意味での難民の帰還の終結を迎えるにはまだ多くの課題が残されているとの指摘も加え、3機関の代表は4ヵ国に、条約を遵守しもっと迅速に作業を進めるよう促しました。また、問題についてきちんと取り組まないと、残された難民や国内避難民に否定的なメッセージを送ることになりかねないと、3機関の代表は付け加えました。
サラエボ宣言によると、これら4つの政府は年末までに帰還の包括的計画を完結し、共同実施団体の機関への貢献をしなければいけなかったはずでした。宣言書にはその遂行方法を詳細に、財政的計画を明確に打ち出す必要があります。
50万以上の人々― 約12万人の難民と40万7000人の避難民がこの地域で現在でも避難生活を送っています。彼らは、1990年代にバルカン地域での紛争から逃れるため避難してきた人々です。
UNHCRは、1991年のユーゴスラビアの崩壊、そして旧関連諸国間の内戦という緊急事態に人道支援を率先して行う機関として認識され、1995年のデイトン平和宣言後には2200万人にのぼる避難民の帰還と、新しい生活を立て直す援助に対して中心的役割を担う立場となりました。
サラエボ宣言は、この地域の各国政府によって採用された最初の難民に関する取り組みです。自主帰還もしくは難民と地域との融合を促すことによって、この困難で未解決な人道問題の解決に終わりを見せようと同意してできたものなのです。
原文 : UNHCR, EC and OSCE urge full implementation of Sarajevo Declaration
ソース : UNHCR News Stories
日付 : 2006年9月19日
日本語訳 : 北野ノリカパナヨッタ典子、千葉直美(日本UNHCR協会翻訳ボランティア)





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