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セルビアの難民再定住政策を象徴する新しいアパート
セルビアのペトロバーツのクライスカ(Krajiska)通りにある新しいアパートの契約書を見せながら、オルリッチ(Orlic)家のニナ(Nina)さん、ダミール(Damir)さん、そして息子ネヴェン(Neven)さんは、幸せそのものの様子でした。これは、クロアチアのクニン(Knin)から12年前に避難してきたオルリッチ家にとっては夢だったのです。このアパートはEC/EARから資金援助を受けた、ドイツの人道支援NGO組織である「NGO HELP」により建設されたものです。
2階建てのアパートはペトロバーツ自治体によって建設されました。UNHCRが1997年にセルビア難民の再定住政策のためのプログラムを最初に始めた時に作られたシステムのもと、Serbian Commissioner for Refugeesが支援しました。それ以来、様々な寄付がよせられ、セルビアでの定住を決めたクロアチアやボスニア・ヘルツェゴビナからの数千人に上る難民は、経済的な自立を促す雇用の機会と共に、新しいアパートが提供されました。
セルビアにおける難民の再定住政策の主な障害である住居問題を解決するため、国際組織は、集合住宅センターの数を減少させることに取り組みました。2001年は2万9000人以上の難民を支えた400以上のセンターがありましたが、2007年には主にコソボからの避難民である6700人が住む67センターにまで減りました。
2007年末までに800棟ものアパートを、セルビアで定住する難民や避難民に提供するという計画のもと、セルビアは2005年1月に調印されたサラエボ宣言での目標を達成するための大きな一歩を踏み出しました。
UNHCR、欧州安全保障・協力機構(OSCE)そしてEUの支援を受け、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、モンテネグロ、そしてセルビアの政府代表は、難民の帰還と避難国での再定住におけるすべての障害を取り除くという公約を結びました。その目標の達成と難民問題の終焉は、当初2006年末が予定されていましたが、実際は予定よりも長くかかっています。
セルビアには、当該地域では最大の人数である30万人近くの難民や国内避難民がいます。12年に及んで避難生活を送る人たちの多くが望む解決方法は、再定住です。この時期、国際的あるいはセルビアの国内組織により建設中の数百の新しいアパートは、サラエボ宣言の公約の実現に向けた前進となるでしょう。
原文 : Hundreds of new flats honour pledge of refugee integration in Serbia
ソース : UNHCR News Stories
日付 : 2007年8月2日
日本語訳 : 千葉直美(国連UNHCR協会ボランティア)
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