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HOME > UNHCRの難民援助活動 > セルビア人避難民の青年が自身の身的障害を忘れて没頭するサッカー
セルビア人避難民の心を支えるサッカー
UNHCRセルビア共和国TRNBAS COLLECTIVE CENTER(2007年7月16日)発:
現在17歳のセルビア人避難民であるスロボダン・シミッチさん(Slobodan Simic)は生まれつき片腕がありませんが、身体的障害を乗り越えて避難民生活に適応する方法を見い出しました。UNHCRとそのパートナー企業のナイキの支援を受けて、自分のボールで試合をするという夢をもつようになりました。これは世界中の恵まれた何百万人の子ども達にとってはそれほど意味のないかもしれません。というのも、それは恵まれた子どもたちは家を追われ、お金もなく見知らぬ場所で新しい生活を始める必要がないからなのです。
シミッチ家(スロボダン、母、父、兄、そして義姉)はコソボ中央のオビリッチ(Obilic)という町で暮らしていました。しかし1999年、NATOの空爆により、ユーゴスラビア政府軍が撤退を余儀なくされた際に一家はセルビアへと避難しました。今日、彼らはコソボからの他の避難民220人とクロアチアからの難民9人と共に、セルビア中央のクラグエヴァツ(Kragujevac)という町の近くの避難施設に住んでいます。しかし住む家があるといっても、経済的に不況の地ではシミッチ家やその近隣の人々にとって、生活はいまだに楽ではありません。
そんな避難生活の中、スロボダンさんはサッカーが好きになり、才能もあった彼は地域のクラブでプレーしていました。しかし、UNHCRが世界中の恵まれない若者のために教育とスポーツの機会を広く提供するために、ninemillion.org キャンペーンを2006年6月下旬に開始するまで、多くの人々はスロボダンのサッカーの上手さを知りませんでした。
「このボールはとても良いんだ。実際、こんなに良いボールを使ったことがないよ」と、厳しい難民キャンプで使えるようにとナイキが提供したボールについてこのように話しました。「ボールの弾み方、形、バランス、サイズはまったく僕にとって完璧なんだ。ぴったりしたスポーツシューズさえあれば、もっとうまくプレーできるのだけれど」と笑いながら付け加えました。
スロボダンとその家族はまだ難しい局面に接していますが、希望や決意、学習意欲、そして友人達やUNHCRのような機関の支援により、多くのことが達成できるということを示してくれました。
原文 : Football helps displaced Serbian boy forget his handicap
ソース : UNHCR News Stories
日付 : 2007年7月16日
日本語訳 : 千葉直美・波多野春子(国連UNHCR協会ボランティア)
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