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UNHCRはスリランカにおける国内避難所の状況を憂慮
これは、ロン・レッドモンドUNHCR報道官が2009年5月20日にジュネーブの国連欧州本部で行った発表の要約です。
スリランカ北東部における戦闘が終結し、UNHCRと他の人道支援機関が現地で直面している課題の規模が明らかになりつつあります。この3日間で、およそ8万人の人々が戦闘が行われていた地域を逃れたと考えられています。それを含めると、過去数ヶ月間における避難民の合計は28万人となります。
約23万人が認定・登録作業を終了し、現在、4つの地域にある41の避難所で生活しています。残りの5万人は、各地で認定・登録手続き中で、避難所への移送を待っている状態です。
スリランカ政府は、国内避難民への援助実施において非常に大きな問題に直面しています。避難民キャンプの過密状態や、キャンプ内で提供される支援が限定されていることを含め、緊急に検討が必要な問題がいくつかあります。UNHCRと協力機関は、問題解決に向けて政府を支援していきます。
戦闘地域から逃れてきた市民は、病気、飢えに悩まされており、急性栄養失調、脱水症状に陥っています。認定・登録作業が行われているオマンタイ(Omanthai)学校の状況は、衛生、健康そして保護の観点から基準以下であると伝えられています。
これまで過酷な状況に耐えてきた人々の大規模な流入は、既に過密状態にあるワウニア、ジャフナそしてトリンコマレの避難所において、更に大きな負担となるでしょう。
既にUNHCRは、シェルター(仮設住居)2万5000戸を設営しました。また、この数日中に到着が予想される、保護を求めて戦闘地域から逃れてくる何千人もの人々を収容するため、シェルター1万戸を追加で設営しています。
UNHCRの最優先事項は、 キャンプの過密状況を緩和して、避難民たちへ必要不可欠な援助を行えるよう、 政府を支援することです。しかしながら、UNHCRの取り組みは、国内避難民の膨大な数と彼らが到着するスピードが準備を上回る速さであること、そして避難所の受け入れ可能人数の少なさという問題によって阻まれています。
さらに、この週末に当局が課した避難地域への立ち入り制限によって、大多数の避難民が身を寄せているワウニア地域の4000エーカーにもわたる広大な避難地域に対する支援活動は遅々として進んでいません。これは明らかに、UNHCRにとって、援助を必要とする人々へ支援活動を行う障害となっています。
今後は、国内避難民の状況を安定させるとともに、彼らがふるさとへ安全に帰還できるよう政府を支援することに焦点をおくことになるでしょう。
原文 : UNHCR concerned about conditions in IDP sites in Sri Lanka
ソース : UNHCR Briefing Notes
日付 : 2009年5月20日
日本語訳 : 安部健二郎、北川玲貴(国連UNHCR協会ボランティア)
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