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UNHCR、スリランカ国内避難民9万人のバティカロア地区への 帰還を支援
スリランカ政府は、反政府勢力「タミル・イーラム解放の虎」(LTTE)と政府軍との内戦により生じた9万人を超える国内避難民を、スリランカ東部地域に帰還させるプログラムを開始しました。
5月14日に開始された帰還作業では、まず避難民3000人が西バティカロア地区への帰途につきました。UNHCR監視員によれば、この日に戻った人々の多くは自主帰還プログラムを利用して帰国することを切望していました。「我々は特別な配慮を必要とする人々に今後も注意してケアをするようにし、また政府に対しては、国際的な避難民保護基準を満たしながら、今後も強制ではなく自主的な帰還とし、徐々に帰還を進める姿勢を崩さぬよう要請していきます」とアミン・アワドUNHCRコロンボ代表は述べました。
5月16日以降、UNHCRは帰還民支援のために西バティカロア地区へ自由に立ち入れることとなります。UNHCRは15日、他の国際支援団体が西バティカロア地区の村々へ立ち入るための手続きを迅速化するよう政府へ要請しました。西バティカロア地区への帰還は3段階に分かれ、第1段階では2週間で34,000人が西バティカロア地区南部の出身の村へバスで帰還することになりました。地元の政府関係者は帰還民の登録及び移動の自由を保証する身分証を発行しています。また、帰還民は出発時に政府から一週間分の乾燥食料が配布され、帰還した村でさらに一ヶ月分の食料の配給を受けます。
UNHCRを含めた国連事前調査団が西バティカロア地区の共同事前評価を行ったところ、内戦によるダメージは比較的少ないと考えられることが判明しました。アワド代表はバティカロア地区の政府関係者と帰還・定住支援計画を協議しましたが、最低限不可欠な公共サービスを復旧させ、帰還民が生計の目処をたてるためにはどのような支援が求められているのかを総合的に判断する必要性を強調しました。
UNHCRは協力団体とともに可能な再適応支援パッケージを検討しており、政府に対して復興計画を促進するよう求めるとともに、国際社会に対して支援を呼びかけています。
原文 : UNHCR helps government start return of 90,000 IDPs to Batticaloa district
ソース : UNHCR本部ウェブサイト > NEWS > UNHCR Briefing Notes
日付 : 2007年5月15日
日本語訳 : 安部健二郎(国連UNHCR協会ボランティア)
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