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パキスタン洪水緊急支援(2011年)
【第1報-2011年9月26日】再び パキスタン大洪水被害-緊急支援を再び開始
UNHCRは洪水の被害を受けた家庭へテントや援助物資の配給を開始した。乾燥した地面が見つかり次第、テントは次々と張られていく。
パキスタン・シンド州で村人が所持品を頭に乗せて洪水の中を移動する。
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パキスタンでは2010年、深刻な洪水の被害により大勢の人々が危機に直面しました。皆様のご支援を受け人々が生活再建を行う中、2011年8月より、パキスタン南部を中心に、再び大雨の影響で洪水が発生しました。パキスタン政府の発表によると、この度の洪水被害者数は500万人以上、20万世帯が緊急で仮設住居を必要としています。
この緊急事態に際し、UNHCRは被災者への支援を開始しました。今回最も被害が深刻なパキスタン南部シンド州では、テント2000張と水汲み容器、毛布、寝袋などの援助物資2000セット、さらに緊急の仮設住居として使えるビニールシート4000枚を配布しました。引き続きテント7万5000張と緊急援助物資7万5000セットを配給することが計画されています。
現在UNHCRが支援にあたっている避難民は、家から逃れて最初の数日間は野宿をして過ごし、その後より安全な場所で避難生活を送れるように移動しました。避難民の大多数が農業を糧に生計を立てていた人々です。この地域の女性は綿摘みが収入を得る手段となっていましたが、その時期を迎える直前に綿花は洗い流されてしまいました。米も同様、収穫時期目前に流れてしまいました。雨水が引かない限り、麦を植えることもできません。
さらに、UNHCRが支援を行っているシンド州で調査を行ったところ、母子家庭など女性が家長の家庭、障がい者がいる家庭などは支援へのアクセスが難しいということがわかりました。また家族と離れ離れになった子どもがいることや大勢の人々が(被災者であることを証明する) 身分証明書を失くしたことにより、支援を受けることが困難な状況に陥っているという事実も明らかになりました。
「私は二度被災しています。昨年は夜中突然降り注いだ大雨により、屋根が落下して妻が亡くなりました。今回は再び大雨の影響でホームレスになりました。私たちは苦しみを経験してきましたが、遠方までこうして支援に来てくれた人がいたのは初めてことで、とても感謝しています。」とUNHCRの配布したテントで息子と避難生活を送るオブハヨ・ババールさん話しました。
UNHCRはパキスタンでの洪水緊急支援に、およそ26億5600万円(3320万ドル、1ドル=80円)の資金を必要としています。パキスタンは昨年の大洪水に続き、今回の洪水でも多数の死者を出し多くの被害者が出ています。この緊急事態に対して、皆様の迅速なご支援をお願い申し上げます。
皆様の温かいご支援を、引き続きお願い申し上げます。
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2010年パキスタン大洪水緊急支援についてはこちら
インタビュー:UNHCRパキスタン・ペシャワール事務所 シニア・オペレーション・コーディネーター 税田芳三
パキスタン洪水被害に対するUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の支援活動 -緊急支援から生活再建へ- 活動報告書
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