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ふるさとに戻る、あるいは一時的に国外に逃れるパキスタン人への救援物資
【2009年8月24日】
3カ月前に、パキスタン北西部のロウワー・ディール郡にある自分の村から逃れてきて以来、アムナ*はペシャワールで2部屋を借りて、家族と暮らしています。ペシャワールはパキスタンの北西辺境州の州都で、戦闘から逃れてきた避難民が多く集まっています。
先週、UNHCRからシーツ、キルト、マットレス、蚊帳、ビニールシート、水汲み容器、調理器具の家庭用救援キットを受け取り、24歳になるアムナは、約4時間の道のりをふるさとに向かい、数週間前に帰還した夫と合流しようとしています。
ペシャワールから180キロ離れたロウワー・ディール郡での暮らしについて、アムナはこう語ります。「今では静かになり平和も戻っているとはいえ、経済がめちゃめちゃになったので、何でもすごく高いのです」。
この数週間にわたり、UNHCRはペシャワールのシャヒ・バー・スポーツ・スタジアムで、受け入れ先のコミュニティにあるキャンプの外で暮らす2万1000世帯以上に家庭用救援キットを配布しました。UNHCRは、アラブ首長国連邦の君主が設立したザイード・ビン・スルタン・アル・ナヒヤーン慈善人道財団の支援により、物資を配布することができました。
パキスタン政府当局によると、パキスタン北西部に住む230万人のうち、半数以上が帰還しています。一方で、未だに帰還に消極的な人々も多く、彼らはより治安がよい地域で行われている支援を高く評価しています。
25歳で新婚のモハメド・カリードは、3カ月前に、両親、親類、妻と一緒に避難しました。「ロウワー・ディール郡の状況がはっきりせず、政府がまた軍事行動を行うという噂があるため、帰還するのをためらっています」。
カリードは大学を出ていますが、今は無職です。彼は家族と一緒に借家に住んでおり、ふるさとの町にはまだ水道も電気も通っていないと言います。彼はUNHCRとザイード・ビン・スルタン・アル・ナヒヤーン慈善人道財団の支援に感謝していると言います。
「UNHCRの継続的な支援を嬉しく思います。UNHCRは、支援活動が始まった時と同様に今も活動してくれます」。
ペシャワールの主要なバスステーションは活気付いており、既に帰還していた多くの元避難民が、救援物資を受け取りにペシャワールに戻っていくことを物語っています。
多くの人が、バスや車に新しく受け取った物資キットを積み、7月13日に政府の公式帰還プログラムが開始されて以来、2度目の帰還を果たします。彼らは物資を用いて、生活再建に役立てようと考えているのです。
38歳のリアズ・カーンさんは、7月にスワート渓谷の家に戻りました。あご髭が白くなり、手が麻痺しているカーンさんは、3カ月前に軍事作戦が始まった時、ミンゴラからバリコトまで20キロの道のりを歩いて避難しなければならなかった、と言います。ペシャワールに家庭用救援キットを受け取りに戻ってきましたが、旅をしないですめばもっと良かった、と言います。
5人の子どもがいるカーンさんは言います。「UNHCRの役割は立派だと思いますが、人々が地元で救援物資を受け取れるよう、スワートにも配給地点を設けるべきです」。
安全上の規制により、UNHCRが帰還地で救援物資を配布することはできない状況ですが、人道拠点やスワート、ブネール、ディールの配給地点を通じて、救援物資を配布することを計画中です。UNHCRは今までに、パキスタン北西部で19万3000世帯以上(約130万人)に家庭用救援キットを配布しています。このうち、12万世帯、80万人分以上が、このうち、ザイード・ビン・スルタン・アル・ナヒヤーン慈善人道財団からの寄付で配布されています。
また、追加資金を用いて、損壊した家に戻る世帯向けの避難キットや、北西辺境州で今なおキャンプにいる2万世帯や受け入れ先のコミュニティ向けに、ラマダンの終わりにナツメヤシや小麦粉などの食糧パッケージを提供します。南ワジリスタン管区での戦闘から避難した人々への支援も行う予定です。
* 本人の保護のため、仮名をつかっています。
原文 : Relief kits help Pakistan’s displaced as they return home or cope with temporary exile
ソース : UNHCR website: News Stories
日付 : 2009年8月24日
日本語訳 : 国連UNHCR協会
国連UNHCR協会では、パキスタンへの募金を受け付けています。
下記サイトから、「アジア地域」をご指定ください。
http://www.japanforunhcr.org/donate/index.html
郵便局 : 口座番号 00140-6-569575 加入者名 国連UNHCR協会
※当協会には 00110-*-***511 の口座番号もございます。いずれも、同じ難民支援へのご寄付となりますが、同口座へは当協会が事前に口座番号を印刷した専用振込用紙でのみお振込いただけます。
※通信欄に「パキスタン支援」とご明記下さい。
※振込み手数料は「加入者負担」です。用紙が必要な場合はご連絡ください(03-3499-2450)。
銀行 : (1)三菱東京UFJ銀行 青山支店 普通口座 5251034
(2)三井住友銀行 渋谷駅前支店 普通口座 3478195
口座名:((1)・(2)とも) 国連UNHCR協会
※領収証を発送いたしますので、お名前とご住所をE-メール、お電話、FAX等でお知らせください。
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◆ パキスタンへの支援に必要な資金を上回るご協力をいただいた場合、UNHCRが最優先とする援助活動に充当させていただくことがありますので、何卒ご了承願います。 |
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