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パキスタン緊急支援

わずか2カ月で、200万人を超える人々が家を追われ、
酷暑の中、避難生活を余儀なくされています。

ホストファミリーの住居に身を寄せる避難民

【2009年7月2日現在】

パキスタン北西部では戦闘の激化により、人々は命の安全を脅かされ、手荷物ひとつで逃げる人の数は日に日に膨れ上がっています。パキスタン政府がUNHCRの支援のもとで5月初めから登録した避難民の数は、すでに約200万人にのぼります。避難民の大多数はキャンプで生活できず、政府の建物やホストファミリーの元に身を寄せ、26万人はUNHCRが支援する20カ所以上のキャンプで生活しています。パキスタン内にはUNHCR事務所が3カ所(イスラマバード、ペシャワール、クエッタ)あり、スタッフ200人以上が支援活動にあたっています。

6月9日には自爆テロにより、UNHCRスタッフの一人が命を落とすという惨事がありましたが、UNHCRのスポークスマンは「撤退することは考えられない。UNHCRは人道的ニーズに応え、状況に即した支援を届けていく」と声明を発表しました。

ナビ  現地の様子を写真でご覧いただけます(英語)
ナビ  フォトギャラリー「パキスタン:紛争から逃れて」(駐日事務所サイト)
ナビ  現地スタッフからの緊急レポートはこちら

6月17日には、UNHCR親善大使アンジェリーナ・ジョリーが設立した慈善団体であるジョリー・ピット財団が、パキスタンの避難民支援に100万ドル(約1億円)を寄付しました。また、6月18日には、ノルウェー政府から寄付された毛布6600枚、テント200張と、アイリッシュ・エイドから寄付された調理器具1000セット、蚊帳900張がイスラマバードに空輸され、北西辺境州へと運ばれました。しかしながら、パキスタンで2009年末まで支援を行うために必要な資金は、未だに76万5000ドル(約7650万円)不足しています。

北西辺境州の避難民の中にはふるさとを訪問し、少しずつ自分の家に戻れるかを確認しはじめた人もいますが、未だに大規模な帰還の動きは見られません。UNHCRや他団体はパキスタン政府とともに、避難民たちが自発的に、安全に、尊厳を持って帰還できる枠組みを作るべく取り組んでいます。
一方で、ノウシェラ(Nowshera)地域にあるジャロザイ(Jalozai)・キャンプには、1日平均で1800人(300世帯)が到着しています。北西辺境州にある他のキャンプが一杯のため、この数は増え続けています。

UNHCRはキャンプ内では生活環境の改善を進め、日よけや照明、フェンスなどの設置を進めています。キャンプ外では、現地の協力団体を通じて約2万5000人に救援物資を配布しています。また、世界食糧計画(WFP)と共同で、マットやビニールシート、水汲み容器や調理器具などを配布しました。

グテーレス国連難民高等弁務官は、次のように訴えています。「パキスタンは数十年にわたりアフガン難民を受け入れ支援してきた。今こそ国際社会がパキスタンの避難民を支援しなければならない。」UNHCRは、避難を余儀なくされているパキスタン市民のため更なる支援が必要であると、国際社会に訴えています。

皆様の迅速な温かいご支援を切にお願い申し上げます。


ご寄付でできること(一例)
3000円で、マット(敷布)20枚を支給できます。
1万円で、毛布25枚を支給できます。
2万円で、5人家族用のテントを1張支給できます。

ナビ 2009年6月2日現在の情報はこちら

<パキスタン緊急支援 最新ニュース>

※駐日事務所サイトのアフガニスタン・パキスタン情報ページもご覧ください

2009年

7月17日 パキスタンでのUNHCR職員襲撃事件に憤慨(駐日事務所ニュース)

7月17日 パキスタンでのUNHCR職員襲撃事件に憤慨(駐日事務所プレスリリース)

6月11日 UNHCR、パキスタンの国内避難民に対する緊急人道支援に対し、日本政府から300万米ドルの資金協力を受ける(駐日事務所プレスリリース)

6月11日 パキスタンで爆撃、UNHCR職員の冥福を祈る(駐日事務所ニュース)

6月3日 UNHCRがパキスタン市民への支援を拡大(駐日事務所ニュース)

5月20日 パキスタン避難民が145万人超える(駐日事務所ニュース)

5月19日 グテーレス、パキスタンにおける人道危機を警告-避難民の数が90万人を超える(駐日事務所ニュース)

5月15日 グテーレス国連難民高等弁務官、パキスタンの避難民を訪ね、支援を要請(駐日事務所ニュース)

5月12日 グテーレス、パキスタンの避難民への支援を要請、空輸を開始(駐日事務所ニュース)

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