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理学療法を学ぶアフガン難民女性とパキスタン人女性

理学療法の講義を真剣に聞くアフガニスタンとパキスタンの女性たちパキスタンのペシャワ−ルで、アフガニスタンとパキスタンの女性29人(内アフガニスタン難民22名)を対象とした4ヶ月にわたる理学療法技術習得コースが開講されています。このコースはパキスタン人女性やアフガン難民女性が、地域のリハビリワーカーとして必要な技術を身につけることを目的とした、UNHCRによる新プログラムの一環です。このコースの修了者は、リハビリテーション施設の職員として働く資格が与えられます。

この理学療法の技術指導は、ペシャワ—ルの理学療法教育学校によって行なわれています。プログラム修了後、受講者は様々なけが人や病人の介護を行えるようになります。例えば2005年にパキスタンで起こった地震でけがを負い、いまだ治療を受けている人や、妊婦のサポートなどが挙げられます。

受講者のアリア(Alia)さんは運動やマッサージによって、薬や手術を使わずにけがや体のゆがみの治療を行えることを知り、理学療法の効果に驚いていました。「多くの女性の病気が理学療法で治せることから、このコースを受講しました。理学療法で治せるような病気、例えば多くの女性が苦しんでいる、産後に生じる背中やひざの痛みを、適切な運動により緩和できるのです」と言います。

このコースの受講者に対して、UNHCRは、コースの受講者の全費用(学費、教材費、交通費、奨学金など)を負担しています。コースでは理論と実践が学べ、受講生は1週間に6日の授業への出席が求められます。修了後は身に着けた技術を活用できるよう、UNHCRから赤外線電灯やマッサージ器、電気刺激器具などのリハビリ治療器具が与えられます。

23才のアフガン難民である受講生の一人であるサフィア(Safia)さんは「簡単に治せる病気なのに長い間痛み続ける多くの人を介護できるようになりました。いつの日か自分の国に帰ったときにも、この技術を使って多くの人を助けることができます。アフガニスタンの多くの人々が私達の援助を必要としているんです」と言います。

この理学療法技術習得コースはUNHCRの難民受け入れ地域支援(Refugee Affected and Hosting Areas(RAHA))プログラムの一環であり、アフガン難民を長年受け入れてきたパキスタン社会と同様アフガン難民の援助を目的としています。現在170万人の登録されたアフガニスタン難民がパキスタンに避難し、その多くはパキスタン国境付近の都市部で避難生活を続けています。

RAHAプログラムは、2007年、特にアフガン難民女性とパキスタンの貧しい女性の技術習得向上のために始まりました。プロジェクトには自立支援やリハビリ医療、水システムの支援プログラムなどが含まれています。「2005年にパキスタン北部で起きた地震の後、そのようなプログラムの必要性が感じられるようになりました。リハビリを必要とするけが人は何千人もいましたが、理学療法の技術があった人はほんのわずかでした」とアドゥブル・ワヒード(Abdul Waheed)UNHCRシニア・プログラム・アシスタントは言います。

原文 : Afghan and Pakistani women pick up physiotherapy skills
ソース : UNHCR News Stories
日付 : 2009年2月18日
日本語訳 : 本多明子・和田杏奈(国連UNHCR協会ボランティア)

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