





















|
 |

HOME > UNHCRの援助活動 > アジア地域 > パキスタン(アフガン難民) > 「物資ではなく、学校をください」アフガン人女性校長先生からの呼びかけ
パキスタン(アフガン難民)/ 「物資ではなく、学校をください」アフガン人女性校長先生からの呼びかけ
Jamila Abbasiは、クウェッタの中心で「ミニアフガニスタン」を取り仕切っています。彼女はアフガニスタンのあちらこちらから来ている難民、特に女児を育てています。「私は最期までアフガニスタンの子どもたちを教え続けます。」とクウェッタの南部にある町に住む1500人のアフガニスタンの子どもたちが通う3校の産みの親であり、3校の校長先生である35歳の彼女は言いました。「例えアフガニスタンの大統領に選ばれたとしても自由になる時間は教室で生徒たちを教えるでしょう。」
彼女の貢献は非常に必要とされています。パキスタンで難民登録されたアフガン人に関する報告書によると2,100万人のアフガン難民のうち70パーセントが全く教育を受けていません。初頭教育を受けたアフガニスタン人のうち、女性と女児は4分の1であり、彼女たちが高等教育を受けられる可能性は男性の5分の1です。
Jamilaも多くの女性たちと同じような運命をたどる可能性は多分にありました。彼女の両親は彼女がたった14歳に時に彼女の結婚を決めました。Jamilaは16歳で母親になりましたが、幸運にも義理の両親が勉強を続けることを応援してくれました。そこで、彼女は学位をとるためにアフガニスタンの首都にある国立のイスラム学校に通いました。
1992年にカブールがイスラム武装勢力に占拠された時、彼女は家族とイランに避難し1年間そこで過ごした後パキスタンに向かいました。不運にもパキスタンのクウェッタでの唯一の知人は既にアフガニスタンに戻っていて、私たちは駅で夜を明かしました。そう言ったJamilaの目には住む場所をなくした苦悩の色が見えました。「朝になってアフガン人の男性が手助けを申し出てくれた時、私たちは彼を信じる他ありませんでした。」
この良き隣人は、2部屋の貸家を見つけるのを手伝ってくれました。彼女の夫はクウェッタで事務員の仕事を見つけ、子どもたちは学校に通いはじめました。「でも私は満足していませんでした。自分の生活が空虚なものであるように感じました。小さなアフガニスタンの子どもがはだしで路上を駆け回ってごみを集めているのを見ると私の心は痛みました。」
1999年、彼女は3人のアフガニスタン人の女性と小学校を作る事にしました。一年で生徒数は25人から400人に増えました。Jamilaは地代を払い、生徒たちは教科書代として30〜50ルピー(50〜80セント)という形ばかりの月謝を払いました。50人の学生は奨学生として授業料を免除されました。
「その学校に通う女児の数は男の子の数よりも少なく、そのことが私を最も苦しめました。」と、Jamilaは言いました。「女性にも等しく教育の機会が与えられなければ、アフガニスタンは決して変わりません。すべての世代の担い手である女性に等しく教育の機会が与えずに、どうして教育を受けた世代が生まれるでしょうか。」
その時彼女は無料で通える女児のための中学校を作ることにしました。2001年に、訪れたイギリスの記者はJamilaの構想に深く感銘を受け女性のための教育を支援する資金を送ることを約束しました。その記者は現在、学校に通う200人の女児と6人の先生を支えています。
今日、Jamilaは3つの学校を運営しています。2002年に国際NGOの支援で設立された高校もその一つです。彼女の学校はすべてアフガニスタンの文部省に登録されています。彼女の学校ではアフガニスタンのカリキュラムにそって教えていて、帰還した生徒たちが適応しやすいようにしています。
Jamilaはアフガニスタンの教師のための団体でも積極的に活動しています。その団体はパキスタンの都市にあるアフガニスタン難民のための学校のガイドラインを作っています。これまでにクウェッタにある45のアフガニスタンの学校がその団体に登録しています。
UNHCRが初等教育を支援しているのはパキスタンのキャンプだけです。支援が減るに従い、UNHCRは長期で滞在しているアフガニスタン人がもっと自立するように働きかけています。Jamilaの活動はそれに向けての大きな一歩ですが、アフガニスタン人の社会で女児の教育がタブーでなくなるまでには、まだ長い道のりがあります。
彼女は教育がアフガニスタン人の子どもたちにより明るい未来をもたらすのではないかと期待しています。「私たちはもう食料も、石油も、何百ドルというお金も要りません。それはいつか使い終わってしまうものだからです。使い終わった翌日から私たちはどうしたらいいのでしょう。」と、彼女は問いました。「もし、本当に私たちを助けたいという気持ちがあるなら、ぜひ私たちに教育を与えてください。お金を教育に使ってください。私たちに本や学校をください。そうすれば私たちは二度とあなた方の負担にはなりません。」
原文 : Give us schools not supplies, urges Afghan head mistress
ソース : UNHCR本部ウェブサイト > NEWS > UNHCR News stories
日付 : 2007年6月28日
日本語訳 : UNHCR協会ボランティア 森田枝里子





|
 |