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ブータン難民5000人以上がネパールから第三国へ定住
2008年9月までに、5000人を超える難民が第三国定住のためネパールの難民キャンプを旅立ちました。最大の受け入れ国はアメリカで、ブータン難民4833人がアメリカに向けて出発し、またオーストラリアへは131人、ニュージーランドへは129人、オランダへは22人、ノルウェーへは19人、カナダへは16人、デンマークへは13人が旅立ちました。
本プログラムは2008年に始まったばかりですが、UNHCR第三国定住プログラムの最大かつ最も有望なプログラムとなりました。
東部ネパールの7つのキャンプで避難生活を続けるブータン難民10万7000人の約半分にあたる難民5万人以上が第三国定住に関心を示しています。中には17年以上の長きにわたり避難生活を強いられている人もいます 。
「5000名の旅立ちは、難民5000人が新たな生活を始めたということです。UNHCR、国際移住機関(IOM)、受け入れ国の密な協力関係のおかげで、第三国定住プロセスは極めて順調に進んでいます」と、デイジー・デル(Daisy Dell)UNHCRネパール事務所代表は言います。
「特に、長年にわたり難民を受け入れ、また今回の迅速な出国許可の発行を含め、全てのプロセスを円滑に進めてくれたネパール政府に感謝します」と付け加えました。
ネパールの難民キャンプを去る人たちはネパールに残る友人たちのことを忘れてはおらず、第三国での新しい生活について手紙を書いています。
「実際、第三国定住は生活再建のための絶好のチャンスなのかもしれないと思います」と、アメリカに移住した女性の一人は言います。「新たな生活を始めることは簡単ではないですが、年齢、資格、性別にかかわらず、誰に対しても平等に第三国定住プログラムが用意されています。私よりも先に新生活を始めた人々が溶け込んでいますし、我々も同じようにできると思います。」
高齢者は文化的側面や日々の宗教的生活について若干心配しているという話も、アメリカへ移住した人々より聞かれます。「私たち独自の文化を保存しなければならず、最も近いヒンズー教の寺院は車で一時間も離れたところにあり、近くにヒンズー教の寺院を建てたい」と言います。
ネパールの難民キャンプでは、UNHCRのスタッフが第三国定住や永続的な解決策に関する質問に答えるべく難民と定期的に会合を設けています。危険にさらされている女性や障がいをもつ人々に対しては特別な情報提供が行われ、新しい国での生活に備えるための職業訓練や技能訓練とともに英語クラスも提供されています。
2008年末までに、さらに2000人から3000人の難民がネパールから第三国に出発することが見込まれていますが、UNHCRはブータンへの自発的な帰還を希望する難民に対してはその選択枝を支持し、帰還に関する協議が再開できることを期待しています。
原文 : More than 5,000 refugees resettled from Nepal
ソース : UNHCR News Stories
日付 : 2008年9月23日
日本語訳 : 立岡 敏雄(国連UNHCR協会ボランティア)
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