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HOME > UNHCRの援助活動 > ネパールとチャド、火災による灰からの難民キャンプ再建

ネパールとチャド、火災による灰からの難民キャンプ再建

これは、ロン・レッドモンド(Ron Redmond)UNHCR広報担当が、2008年4月22日にジュネーヴ本部で話した文章の引用です。

UNHCRでは、8千人の難民が危うく家を奪われそうになった先月の火災の発生を受けて、ネパール東部にあるゴルダップ難民キャンプの再建を進めています。再建計画では、火災の危険を最小限に抑えるため、燃えにくい草ぶき屋根にし、家と家の間隔をより広くとったものとなる予定です。

3月初めに起きた火災は、ゴルダップ難民キャンプのちょうど中心にあるテントの灯油ランプが原因でした。火は密集した難民キャンプ内にすばやく広がりました。その中には、増えすぎた難民の人々が生活できるようにと歩道にはみ出して作られたテントもありました。難民キャンプのおよそ95%が破壊されましたが、幸いにも亡くなった人はいませんでした。

8週間もの間、難民の人たちは難民キャンプ内やその周辺に設けられた一時的な避難所で、受け入れ先の家族と共に暮らしてきました。老人や未亡人など最も弱い立場におかれた人々は、火災を免れた難民キャンプ内の学校で生活しています。ネパール政府、UNHCRとその協力機関であるルーテル世界連盟(Lutheran World Federation)、カリタス(Caritas)、AMDA(アジア医師連絡協議会、the Association of Medical Doctors of Asia)などは、WFP(国連世界食糧計画)やその他の援助機関と共に、難民の人たちに食料や、防水シート、水汲み容器、蚊帳、救援金などを配布しています。

病気が広まらないようにするため、UNHCRは医療関係者の協力のもと、水の入った水槽やトイレを持ち込み、廃棄物処理用の穴を掘ったりして衛生に対する認識を高める活動を行い、一時避難所の周りにはごく低レベルの殺虫剤の散布を実施しました。

ゴルダップ難民キャンプの人たちは、徐々に普段の生活を取り戻しつつあります。UNHCRは火災で授業のノートを失った生徒のためにそのコピーを作りました。また、学年末試験を受ける難民は、他の難民キャンプに移動して試験が終わるまでそこに滞在します。

ゴルダップ難民キャンプの長期的な再建は、難民キャンプ再建委員会(CMC)が、屋根の材料に同意しなかったため遅れました。委員会は、屋根の材料に高級なサンドイッチパネルを要望しましたが、それらは現地で手に入るものではなく、また火災の危険に対応できるものでもありませんでした。UNHCRと政府は、協力機関に草を利用して燃えにくい屋根を作る実演をしてもらうことで、この問題を解決しようとしています。

再建は、モンスーンがある雨季に入る7月より早く、6月中に完了する見込みです。

UNHCRと協力機関は、ゴルダップ難民キャンプを建て直すために約177,000米ドルを受領しましたが、しっかりとした再建のためにはさらに407,509米ドルが必要です。

一方、チャド東部のゴズ・アメール難民キャンプでは、やはり4月11日に起きた火災からの再建が行われています。この火災では、ダルフール地方から逃れてきたスーダン難民2100人が家を失いました。約270世帯のテントが、調理中の誤った火の扱いから始まった炎に包まれました。UNHCRは、難民たちにこの土地で一般的な藁や木の枝、泥の代わりにレンガを使って家を建て直すことを薦めています。現状では、被災した家族にはUNHCRの家族用テントが提供されています。

レンガで家を建てる最大の難点は、チャド東部における深刻な水不足です。難民は、手に入るわずかな水はすべて飲料水にあてる必要があり、他の用途に使用することに躊躇します。そのため、UNHCRはレンガの建物のためにはワジ(季節河川)の水のみを使い、UNHCRが難民キャンプに提供した水は、飲んだり、調理したりするために使うように薦めています。

原文 : Nepal/Chad: Refugee camps start to rise from the ashes
ソース : UNHCR Briefing Notes
日付 : 2007年4月22日
日本語訳 : 森田枝里子、慶田由紀雄(国連UNHCR協会ボランティア)

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