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HOME > UNHCRの援助活動 > ネパール:HIV/AIDSへの意識向上に街頭劇が活躍

ネパール:HIV/AIDSへの意識向上に街頭劇が活躍

Dangで街頭劇を通して人々のHIV/AIDSに関する意識の向上に一役買う役者達UNHCRは、ネパールで、紛争に巻き込まれた人々や風俗関係の仕事で働く女性、また注射薬物常用者に対してHIV/AIDSへの意識を高めるためにいくつかの新しいプロジェクトを行っています。街頭で劇を行う啓蒙活動もその一つです。

この街頭劇プロジェクトは7月に始まり、東部のIlamとPanchthar、西部のDang、 Jumla、 Bankeと Jakarkotのあわせて5つの地域で、UNHCRのHIV啓蒙活動に協力しているパートナーNGOであるマイティ・ネパールにより実施されています。

「皆さんはHIV/AIDSとは何か知っていますか?」マイティ・ネパールのサントナ・デボコタ(Santona Devkota)さんが、Dang地区のにぎやかな市場でショーの始まりを今か今かと待っている観客達に尋ねます。

役者達は村の二人の若者が仕事を探しにインドに行くストーリーを演じました。地方出身の若者達が大都会の誘惑に負けて売春宿へ行った結果、HIV/AIDSに感染したという物語です。現地の人たちが物語に共感することでメッセージはさらに強く伝わります。「この物語はどこにでも起こりうる話だと思います。私達の村でも実際に何人かの若者が都会へと出かけて行き、戻って来たときにはHIV/AIDSに感染していました」と友達と一緒に劇を見ていた観客は言いました。「街頭劇はあらゆる問題‥ことにHIV/AIDSのような問題への意識を高めるには、受けが良く、有効な方法です」とHIV/AIDSについてのパンフレットを配布しながらサントナさんは述べました。「みんなお堅い講演よりもこのような劇の方が好きですものね」

UNHCRのHIV/AIDSプログラムは国連合同エイズ計画を通じて英国政府から資金援助を受けています。このプログラムは、1年前に行った国連の共同調査の結果、「紛争に巻き込まれた人々に対してHIV/AIDS予防に関するよりよい対策を緊急にとる必要がある」と指摘され、立ち上げられたものです。ネパールは長年にわたる紛争から徐々に立ち直りつつあります。

「我々は、難民や国内避難民のHIV/AIDS対策においてたいへん重要な役割を担っています」と、UNHCRのネパール事務所のアブラハム・アブラハム事務所長は言いました。「HIV/AIDSを正しく理解すれば、誰もが早期予防を行えることができます」

もう一つのUNHCRのプロジェクトは、Banke西部の風俗関係の仕事に就く女性達を対象にしています。UNHCRのパートナーであるNGOのひとつ、General Welfare Pratisthan(GWP)は、風俗関係の仕事で働く女性20人を対象に彼女たちが他の人々にHIV/AIDSの教育ができるように指導しています。「彼女たちを指導している理由は、指導を受けることによって彼女たち自身がHIV/AIDSについて話をすることが出来るし、自分自身を守る方法を身に付けることが出来るからです」とGWPの支援活動を行っているアプサラ・カナル(Apsara Khanal)さんは語りました。またGWPは人々がHIV/AIDSに関する情報を提供するカウンセリングセンターを設立しています。「我々のコミュニティーでは、人々がHIV/AIDSについてオープンに話すことは難しいと考えています。しかし、センター開設後には毎日12-13人の人々がアドバイスや情報を求めてやって来ます」とカウンセリングセンターに勤務するGWPのスタッフ、メーナ・グルング(Meena Gurung)さんは言いました。

注射薬物常用者もまたHIV/AIDS感染率が高く、Ilam地区でのケアの対象とされています。そこではUNHCRの協力NGOであるKnight Chess Clubが支援して2ヶ所のインフォメーションセンターと、ボランティアによるカウンセリングおよび検査センターを開いています。UNHCRはまた、ネパールの15の地域で紛争に巻き込まれた人々に避妊用具を配布する運動を支えています。

さらにUNHCRは、ブータンからの難民に対してボランティアによるカウンセリングと検査センターを西ネパールの7ヵ所のキャンプに設置しました。UNHCRは、難民と地元の人々に対し、自発的に検査に来るよう呼びかけています。

原文 : Street theatre helps spread HIV/AIDS awareness in Nepal
ソース : UNHCR NEWS STORIES
日付 : 2007年12月3日
日本語訳 : 永田知映 森田枝里子(国連UNHCR協会ボランティア)

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