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インド在留のアフガン難民−帰化への動き

Khalsa Diwanサポートセンター・ニューデリー支部が運営しているミシンの授業アフガン難民と言えばパキスタンに逃れたパシュトゥーン系の人々あるいはイランに逃れたタジク系やハザラ系の人々というイメージがありますが、アフガニスタンと国境を接していないインドには自助努力と政府の援助によって生活をしているアフガン難民がいます。

現在インドには9200人のアフガン難民がおり、そのうち8500人はインドを祖先の母国と認識しているヒンドゥー教徒やシーク教徒です。彼らの祖先が初めてアフガニスタンへ移住したのは19世紀ですが、多くは1947年のパキスタン分離独立時に旧インド領からアフガニスタンへ難を逃れた人たちです。しかし、アフガニスタンで共産党政権が発足した1978年以降、さらにイスラム原理主義勢力が力を持った1990年代初頭には、再びインドへ戻って生活をするようになりました。

Khalsa Diwanサポートセンターはヒンドゥー教・シーク教のアフガン難民をサポートする団体で、550人のアフガン商人や工場経営者たちが技術援助や資金援助を通して支援しています。他にも、UNHCRが資金援助を行っていたパソコン教室を引き継いだり、地元洋服店の人材育成となる縫製教室を開いたり、西デリーの学校に通う生徒680人の学費を援助するなど、全てのサービスはスタッフがボランティアとして提供しており、費用も無償です。

アフガン難民のために、インド政府も力を尽くしています。インドに暮らすヒンドゥー教及びシーク教のアフガン難民に市民権法を適用し、12年間居住した者にはインドの市民権を与えることを認めました。この動きに対して120人が実際に帰化し、さらに約4000人のアフガン難民が関心を示しています。

Khalsa Diwanサポートセンターは、UNHCRと協力関係にあり、インドへの帰化を希望しているアフガン難民に対して、この帰化プロジェクトの実行機関であるSocio-Legal Information Center (SLIC)を紹介しています。時間のかかる作業ではありますが、SLICは2008年末には帰化を希望するアフガン難民の申請書を提出し終え、その後速やかにインド市民権が与えられることをめざしています。

インドのアフガン難民は関係機関の支援や自身の強い自立意識によって、恒久的な解決策を得て、インドに定住できる日が近いかもしれません。

原文 : Afghan minority seeks home in India
ソース : UNHCR "Return to Afghanistan"
日付 : 2007年12月25日
日本語訳:和田杏奈・本多明子(日本UNHCR協会ボランティア)



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