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フィリピン(台風被害)

フィリピン・ミンダナオ島で台風の被害続く

UNHCRは、フィリピンのミンダナオ島で2011年12月17日に発生した台風被害について、支援を強化することを決定しました。最も被害が大きかった北部で被災した人の数は、46万人を超え、台風とそれに伴った洪水により、死者は957人、負傷者1582人、行方不明者は49人にのぼっています。

ミンダナオ島では、2008年に生じた紛争により多くの国内避難民が発生しましたが、今回の台風により、人々は2度目の避難を余儀なくされ、さらに深刻な状況に直面しています。中でも特に弱い立場におかれた、乳児を抱えた女性や子ども、身障者や高齢者などの安全を確保することが急務です。また、紛争後に避難民たちを受け入れていた地域も大きな被害を受けたため、今回の台風による多数の被災者を受け入れることが難しくなっていることも事態をより深刻化させています。

現在、UNHCRの避難所は被災した人々であふれ、多くは路上での生活を強いられています。避難民たちは一刻も早く自分のコミュニティへ帰還することを望んでいます。

UNHCRは協力団体とともに、もともと紛争により避難民となった人々の中でも特に支援を必要としている、乳児を抱えた女性や子ども、身障者や高齢者、約3万5000人への支援を強化していく予定です。迅速に生活基盤を整えるための、ビニールシート、マット、毛布、調理器具、缶詰食品、衣料品といった生活用品の配布に加え、保健医療の提供や心理的なケアも行っていきます。また、今後3ヶ月間にわたり、避難民たちがコミュニティへ帰還できるよう、住居の再建や給水システムの修繕など、コミュニティを回復させることにも努めていきます。そのために、UNHCRは80万ドル(約6400万円)の資金援助を国際社会に要請しています。

(2012年1月19日)

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