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アジア地域
私たちに身近なアジア地域では、難民問題が長期化し、15年以上にわたる長期避難生活を強いられている難民が大勢います(太平洋地域を含む)。
東日本大震災緊急支援
東日本大震災への皆様の迅速で温かいご支援のおかげで、UNHCRは被災者支援の第一弾として、宮城県石巻市の避難所やコミニティー・センター、介護施設などにソーラーランタン(太陽光発電によるランプ)を届けました。
フィリピン(台風被害)
UNHCRは、フィリピンのミンダナオ島で2011年12月17日に発生した台風被害について、支援を強化することを決定しました。最も被害が大きかった北部で被災した人の数は、46万人を超え、台風とそれに伴った洪水により、死者は957人、負傷者1582人、行方不明者は49人にのぼっています。
トルコ震災
トルコ政府は、2011年10月23日におきたヴァン県を震源とした地震により600人以上が死亡、4000人以上が負傷したと発表しました。特に地震が激しかったヴァン県とその周辺地域では、約2,000人の庇護申請者や難民(主にイラクやアルガニスタン国籍)も暮らしています。ヴァン県の人口は約40万人で、その多くが家を失った模様です。
パキスタン緊急支援
パキスタンでは2010年、深刻な洪水の被害により大勢の人々が危機に直面しました。皆様の御支援を受け人々が生活再建を行う中、2011年8月より、パキスタン南部を中心に、再び大雨の影響で洪水が発生しました。パキスタン政府の発表によると、この度の洪水被害者数は500万人以上、20万世帯が緊急で簡易住居を必要としています 。
2009年にはパキスタン北西部で戦闘の激化により、多くの人々が命の安全を脅かされました。UNHCRは、避難を余儀なくされている何十万のパキスタン市民のため、国際社会に訴えました。
また、パキスタンには、まだふるさとに帰ることのできないアフガン難民約170万人が、厳しい環境で避難生活を続けています。津波や地震など緊急事態に注目が集まる一方で、長期化しているアフガン難民問題は忘れられがちです。UNHCRでは引き続き難民の帰還支援や帰還後の生活再建支援を行うための資金を必要としています。
キルギスとウズベキスタン緊急支援
キルギスでは2010年の武力衝突で約40万人が国内外に避難を強いられました。家屋を焼き討ちされ、住むところを失った人々のために、UNHCRは厳寒の真冬を迎える前に、1万3400人分の住宅を再建しました。紛争の中で不明になった公的文書の復元や基本的な生活環境の改善など、生活の再スタートには多くの支援が必要です。
中国(四川大地震)
2008年5月12日に中国で発生した四川大地震の被災者支援に、UNHCRは緊急支援を開始しました。UNHCRは紛争や迫害などの人的災害に対応する人道支援機関であり、自然災害への救援活動は例外的ではありますが、中国政府より支援要請を受け、テントの輸送に取りかかりました。
タイ(ミャンマー難民)
日本からは毎年大勢の観光客がタイを訪れます。しかし、タイが25年以上にわたって隣国ミャンマーからの難民を受け入れていることはほとんど知られていません。タイとミャンマーの国境沿いの山間部に9つの難民キャンプが点在し、難民認定を受けていない人々まで含めると約15万3000人のミャンマー難民が暮らしています。ミャンマーへの帰還が難しい状況が続く中、キャンプにおける日用品の補充や給水、植林、学校教育、職業訓練などへの支援が必要とされています。
ミャンマー(サイクロン被害)
2008年5月2日から3日にかけてミャンマーで発生したサイクロンは、およそ240万人に影響を及ぼし、約14万人が死亡もしくは行方不明のままとなっています。現場では引き続き支援活動ならびに復興活動が行われています。
ネパール(ブータン難民)
ヒマラヤ山脈の美しい光景が広がるネパール、しかし、この国にもブータンからの難民を取り巻く複雑な問題があります。1990年代、10万人以上ものブータン難民が祖国を追われ、ネパール南東部の難民キャンプで避難生活を始めました。2007年より第三国定住プログラムが導入され、現在、難民問題の恒久的解決に向けた動きが進められています。
アフガニスタン(ふるさとへ帰るアフガン難民)
1979年のソ連軍の侵攻に始まり、その後のタリバン政権の圧政などにより、アフガニスタンから、隣国パキスタンをはじめとする周辺国に逃れた人々は、最大600万人とも800万人とも言われています。タリバン政権が崩壊した2002年以降、500万人近くのアフガン難民が故郷へ帰還しました。破壊されつくした家屋や学校の再建など、UNHCRは帰還と故郷での再定住に向けて最大規模の帰還支援を続けています。
スリランカ
政府と反政府武装組織(LTTE=タミル・イーラム解放の虎)の約26年にもおよぶ激しい内戦が2009年に終結したものの、多くの人々が難民・避難民となり故郷を追われました。主にインドに逃れていた難民や国内避難民の多くが故郷に戻っています。UNHCRは帰還する人々に、調理器具や蚊帳、バケツ、ランプ、ベッドの敷布などの生活必需品を提供し、その数は、帰還が始まった2009年10月以降、約12万家族分に上ります。
バングラデシュ(ミャンマー難民)
ミャンマーでの政治的迫害を逃れて、ラカイン州に住む少数民族、ロヒンギャ系住民が隣国のバングラデシュに難民として流入しています。バングラデシュのコックスバザール地区にあるキャンプ2カ所には、2万8000人のロヒンギャ系住民が住んでいます。他にも、バングラデシュ国内には、未登録のロヒンギャ難民が20万人いると推定されています。UNHCRはキャンプの生活環境を改善し識字教育を行うなど、難民の保護・支援を行うと共に、未登録難民がおかれている状況の改善に努めています。
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