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【アメリカ地域/ハイチ大地震】 UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の緊急援助活動 活動報告
(2011年1月21日更新)
ハイチ大地震の被災者のために温かいご支援をありがとうございました。
はじめに
救援物資(生活用品や衛生用品など)500セットを積んだUNHCRのトラック。2010年3月。
UNHCR 親善大使アンジェリーナ・ジョリーは2010年2月、ハイチを訪れ、医療施設や現地で活動する団体などを視察。被災した子どもたちと面会している様子。
UNHCRの保護官が被災者から聞き取りをしている様子。
被災者669人が暮らすキャンプ “Hope”で、日曜の礼拝に参加する人々。2010年3月。
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2010年1月12日にハイチ大地震が発生してからもう1年が経ちました。ハイチは西半球の中でも、最貧国のひとつとされおり、国民の4分の3が1日2ドル以下で生活しています。今回の大地震は、2008年にハイチを襲い80万人以上が避難した巨大なハリケーンの復興の最中で起こった出来事でした。
大地震により、350万人もの人々が被災し、死者は222,570名、けが人は300,752名にも及ぶ大惨事となりました。被害が大きかった首都ポルトープランスから、およそ60万人もの人々が他の地域へ逃れ、その内16万人は、ドミニカ共和国との国境付近に避難しました。
ハイチの歴史上、最も被害が甚大な災害でした。
UNHCRの緊急援助活動
UNHCRはもともと、ハイチと隣国のドミニカ共和国では活動拠点をもっていませんでしたが、大地震発生後、国連チームの一員として緊急支援チームをただちにハイチに派遣し、現地の状況の把握にあたりました。国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)、政府、パートナー機関と密接に連携しながら、ハイチやドミニカ共和国での緊急援助活動に取り組んできました。
UNHCRは、緊急対応としてまずシェルターの確保にあたり、これまでにハイチとドミニカ共和国で、24万人の被災者に、軽量テントやビニールシートなどの救援物資を支給しました。詳細は以下のとおりです。
UNHCRが配布した救援物資(2010年10月時点)
| 救援物資 |
配布した 数量 |
単位 |
| 軽量テント |
2,130 |
張 |
| ビニールシート |
18,850 |
巻 |
| 太陽光発電によるランプ |
17,400 |
個 |
ファミリーセット
(石鹸、毛布、バケツ、調理器具、懐中電灯と電池、生理用品) |
4,500 |
セット |
衛生用品セット
(生理用品とバケツ、スプーン、お皿、歯ブラシ、歯磨き粉、下着、トイレットペーパー、裁縫道具) |
4,500 |
セット |
その後、ハイチからドミニカ共和国に避難した人々や負傷者への支援、ハイチのポルトープランスやその周辺で避難生活を送る人々の復興支援に移行しました。
現地では、UNHCRの職員が被災者や被災者を受け入れている家庭に聞き取りを行い、最も必要とされている支援は何かを調査しました。被災者の中でも、特に働き手を失った女性やその子どもたち、妊婦や身障者などは極めて脆弱な立場にあり、生活再建のためにサポートが急務であることが明らかとなりました。
そこでUNHCRは、ハイチ国内とドミニカ共和国において、収入創出や教育環境の整備、書類の再発行などの分野で、下記のような40を超えるプロジェクトを実施してきました。
- 女性を対象とした収入創出のための支援(トレーニング実施や材料購入の助成金提供など)
- 子どもたちのために、教室の修繕や通学に必要なリュックや文房具の提供
- 地震で失った身分証明に関わる書類などの再発行、など
10万人を超える人々がこれらのプロジェクトの支援を受けています
現在の状況と今後の活動
大地震から1年経過した現在も、80万人を超える人々が首都のポルトープランス周辺で避難生活を送っています。UNHCRは、OHCHRのサポートにより、極めて脆弱な立場におかれた人々や被災者を受入れている地域に対する保護をより強化するために、ポルトープランスから離れた地域や、ドミニカ共和国との国境周辺で支援活動を継続して行っています。
皆様にお寄せいただいたご寄付は、ハイチ大地震の被災者のための活動に役立てられました。温かいご支援をいただき、心より御礼申し上げます。
2011年2月1日ハイチの支援を原点から:出生証明書の発行(駐日事務所ニュース)
【過去の記事】
2010年7月21日 【アメリカ地域/ハイチ大地震】150万人の避難民への支援、当面続く見込み
2010年3月9日 【アメリカ地域/ハイチ大地震】UNHCRの対応
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