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UNHCRがエクアドル政府や、協力機関と難民支援行動計画について協議
UNHCRとエクアドル外務省は、エクアドル国内に避難している何万人もの難民のための、今後2年間に渡る包括的な行動計画の作成にあたり、難民や協力機関を交えて協議を行いました。
協議は6月3日と4日の2日間にわたってエクアドルの首都・キトで行われ、UNHCRの担当者、エクアドル政府、NGO、国際機関のほか、難民やエクアドル各地のコミュニティー代表も参加し、難民支援についての意見交換がなされました。
UNHCRは今後数週間で、様々な作業部会からの提案をもとに、2ヵ年共通の行動計画を作成する予定です。協議では、庇護関連法案や公的収容施設の建設から、都市部と国境周辺における難民の統合まで、多岐に渡る課題について検討されました。
この協議は、難民の受け入れや、難民の保護向上策の開発を目的とした、UNHCR主導の「難民保護強化プロジェクト」の一環として開催されました。エクアドルは南米でもっとも多くの難民が避難生活を送っており、そのほとんどがコロンビアから逃れてきた人々です。今回の難民保護強化プロジェクトに参加する国としては、エクアドルが南米初となります。
エクアドルのマリア・イザベル・サルバドル外務大臣は、地域コミュニティーの参加を歓迎するとした上で、「政策の成功には市民の参加が不可欠。だから、国を挙げての協議が重要なのです」と語りました。
さらに大臣は、難民に対してエクアドルが国際責任を果たす決意を明らかにしましたが、それは、「国際社会における義務だからではなく、道義上、当然のこと」と付け加えました。
エクアドルで避難生活を送るコロンビア人は推定15万人とされていますが、そのうち難民認定を受けている難民の数は1万8000人にとどまっています。そのほか一部は庇護申請を行っていますが、ほとんどは登録すらされていないため、支援が非常に困難な状況にあります。
協議において、この未登録という問題が明らかになったことを受け、サルバドル外務大臣は、2008年後半には国内で既に生活をし、国際的な支援を必要とする人々を対象に、大規模な難民登録作業に着手する意向を示しました。この登録作業により、難民は基本的人権の保護や支援策へのアクセスが容易になると同時に、難民および受け入れコミュニティーへの支援計画の改善も期待できます。
エクアドルには難民キャンプが存在せず、難民はエクアドル全土で、地域住民とともに生活しています。難民の約半数は都市や街の中や周辺に、そのほかは農村部で生活していますが、中にはアマゾンのジャングルのような隔絶された未開発地域に暮らす難民もいます。
難民や受け入れコミュニティーに対する支援プログラムの実施には、医療、教育、安全の確保と正確な登録が重要課題であるとされます。
メリダ・モラレス・オドナル(Merida Morales OユDonnell)UNHCRアメリカ局長は、エクアドルの難民問題に対する取り組みに感謝し、協議が大変有意義だったとした上で、「しかし、これで終わりではありません。UNHCRはこれからの道のりも、ずっと支援を続けていくことを約束します」と述べました。
原文 : UNHCR, Ecuador and partners discuss plan for action for refugees
ソース : UNHCR News stories
日付 : 2008年7月10日
日本語訳: 谷藤千寿(国連UNHCR協会ボランティア)
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