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コロンビアの街に希望をもたらすUNHCR就業支援プログラム
ククタ(CUCUTA)市 コロンビア 9月5日
ロザ(Rosa)さんは住む家を失い父親も殺害されてしまいましたが、UNHCRの支援を受けて、簡単な道具と祖父から受け継いだ技術を用いて衣服やアクセサリー、毛織物製品等を制作して、家族の生計を立てています。 「財布やベルト、イヤリング、ブラウスに、水着まで作ってるわ。街の人たちは私の作った衣服を買ってくれるのよ。私の母親は、ククタ(Cucuta)で衣服を売るのを手伝ってくれるの」。彼女はUNHCR関係者にこう語ってくれました。彼女は、政情不安なコロンビア北部の北サンタンデル(Norte de Santander)地区から逃れた7万2000人の国内避難民の一人です。
北サンタンデルはコロンビア北部の中で最も政情の不安定な地域のひとつです。民兵同士の争いや麻薬の栽培、一般的な犯罪に悩まされています。農夫だった父親がなぜ殺されたのかはわかっていません。
ロザさんはベネズエラで、居場所を突きとめられる不安からなかなか難民登録ができずにいました。この恐怖は、迫害から逃れ、保護も受けずに、国境沿いの悲惨な状況下で暮らす多くのコロンビア難民に共通するものです。
友人のアドバイスで、ロザさん一家はコロンビアに帰り、ククタ周辺にある国内避難民居住地に避難しました。このような場所の多くは、満足な住居や飲み水、十分な保健・衛生施設のないところでした。しかし昨年、UNHCRが就業支援プログラムの一環としてロザさんにミシンを贈ってから、事態は良い方向に向かい始めました。そのプログラムは最も弱い立場の避難民を対象に昨年から始まったもので、彼女の住む地区の120人の国内避難民の人たちに役立てられています。
これは、ラテンアメリカの難民・避難民の、安全の確保を目指して、2005年に12の国が採択した「メキシコ行動計画(Mexico Plan of Action)」とも関わっています。この計画では、コロンビアは都市での定住と自立の達成に向けた具体的な政策を提案しています。また難民や国内避難民、地元の人たちが利益を得られるように、国境沿いの地域の社会的・経済的発展を促していくための方策についても明記されています。
300万人以上という数字もありますが、コロンビアには正式に国内避難民として登録された人々が220万人います。またこの地域には国内避難民が少なくとも50万人います。
「私の夫は、もう二度とここを離れることはないといっているの。今は落ち着いたわ」。彼女はこうも付け加えます。「私には、いつか自分の店を開くという夢があるのよ。見ていてね。」
* 名前は保護のために変えてあります。
原文 : UNHCR income-generating project gives hope to scores in Columbian town
ソース : UNHCR News Stories
日付 : 2007年8月17日
日本語訳: 玉木香代子 森田枝里子 松田陽子(国連UNHCR協会ボランティア)
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