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アメリカ地域/コロンビア

アンジェリーナ・ジョリーの訪問

コロンビア難民と語り合うアンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピットコスタリカにはコロンビア難民約1万人が暮らしています。UNHCR親善大使であるアンジェリーナ・ジョリーは、2006年12月25日、パートナーである俳優のブラッド・ピットと一緒にコスタリカの首都サンホセを訪問し、コロンビア難民の人々と共にクリスマスを過ごしました。

パン屋を営む29歳のジェイムスさんは、2人のためにケーキを焼いて待っていました。「僕はコロンビアでもパン職人でした。サンホセに来たばかりの頃は、道端でパンを売っていました」。彼は、UNHCRが提供するマイクロ・クレジット(小額貸し付け)制度を使って、自分の店を持つことができたのです。

「こんな悲劇が何年も続いているのに、世界が知らんふりしているなんてひどすぎます。私からコロンビア難民・避難民の皆さんへのクリスマスメッセージは、世界は彼らを忘れてはいないということです」とジョリーは語りました。(UNHCR News Stories 2006年12月26日より抜粋翻訳)

さまよう先住民族、消え行く文化

厳しい避難生活を送る先住民族の人々アマゾンの熱帯雨林の奥地では、そこで採れるコカの葉をコカインに精製する不法製造所が数多く存在しています。強力な犯罪シンジケートや反政府ゲリラ組織などが、麻薬取引の実権をめぐって政府軍と衝突を繰り返しています。2006年、政府軍は麻薬取引を撲滅させるため、コカ栽培地域一帯に化学薬品を散布しました。度重なる戦闘とこの薬品散布により、多くの農民は都市部へ避難しています。非政府組織(NGO)の発表によれば、1985年以降、コロンビア国内で住む土地を追われ避難民になった人の数は300万人に達します。また、政府軍や大地主、武装組織の間で繰り返される戦闘に巻き込まれて死亡した一般市民の数は、20万人に上るといわれています。

避難先のパナマで伝統的な工芸品を作る先住民の女性エクアドルとの国境地帯に住む、コーファンと呼ばれる先住民族は、コロンビアでも最も貧しい人々で、彼らもこの内戦の犠牲者となっています。不幸にも彼らの土地は、その戦略的重要性から武装組織によって常に攻撃されています。多くの村人が、武装組織に連れ去られ、殺害されました。生き残った村人は、「この土地は私たちが最も大切にしているものです。もし、この土地を失ったら、私たちコーファンの文化や共同体が失われてしまうのです。私たちはさまよい続けることになるのです。今日はここにいても、明日はどこかへ行かなければならないのです」と、語っています。

このように先住民族としての存続が脅かされている人々は、コーファン族だけではありません。ベネズエラとの国境付近に住むシクワニス族、シェラ・ネバダ山岳地帯に住むカンクアモス族など、多くの少数民族が大きな脅威にさらされています。ある避難民は、「コロンビアは世界の中で生物多様性の最も豊かな国の一つです。そして、その豊かな土地の75%は先住民の土地なのです。武装勢力が私たちを攻撃するとき、地球上の人類全体が脅かされているのです」と、強く訴えました。

子どもたちの将来

UNHCRと地元のNGOが支援する子どものためのデイケア・センター戦火は子どもたちにも降りかかってきます。コロンビア北西部はアフリカ系の民族が住む貧しい地域です。ボジャヤという町では、2002年、ゲリラ組織と準軍組織の戦闘を逃れた人々が教会に避難していたところ、その教会をミサイルが直撃し、大勢の子どもを含む119名が亡くなりました。

先住民族の子どもたちは、親から文化や風習を受け継いでいくという期待を背負っていますが、多くの子どもたちはお腹をすかし、安全を求めてさまよう生活を続けるなか、自分の民族の言葉を学ぶ機会さえ失っています。

UNHCRの取組み

エクアドルに避難中のコロンビア難民の少女と話すグテレス難民高等弁務官武装組織の脅威に怯える村人たちにとって、身分証明書は身の安全を守るためにとても大切です。また、政府から教育や保健のサービスを受けるためにも、身分証明書が必須です。UNHCRはコロンビア政府と協力し、14万の国内避難民に身分証明書を配布しました。また、戦闘の激しかった地域にも入り込み、破壊された家を再建する支援や、カルチャー・センターの建設により、土地を追われた若者たちが、自分たちの文化を守っていけるような支援も行っています。また、エクアドルやベネズエラなど周辺国に避難しているコロンビア難民を支援しています。UNHCRは、コロンビア難民・避難民への支援に必要な資金として、2007年約2387万米国ドル(約28億円)を必要としています。

コロンビア難民・避難民への温かいご支援をお願いします。

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<コロンビア 最新ニュース>

2010年

1月11日 アスファルトで穀物は栽培できない : 都市で苦悶するコロンビア国内避難民(UNHCR本部 ニュース・翻訳)

2009年

12月21日 大虐殺から逃れ、コーヒー販売に転じた元タバコ農業経営者(UNHCR本部ニュース・翻訳)

9月7日 UNHCRキャンペーンがコロンビア避難民の権利について新たな見方を提起(UNHCR本部ニュース・翻訳)

5月28日 コロンビアの紛争地域で登録作業(UNHCR本部ニュース・翻訳)

5月22日 コロンビアのUNHCR協力機関に殺害脅迫(UNHCR本部ニュース・翻訳)

4月17日 ベネズエラ少額融資を難民へも拡大(UNHCR本部ニュース・翻訳)

3月6日 コロンビア難民の子どもたち、ホスピタル・クラウンに心開く(UNHCR本部ニュース・翻訳)

2月13日 UNHCR、コロンビアのアワ先住民族避難民200人に面会(UNHCR本部ニュース・翻訳)

2008年

8月12日 コロンビア、子ども徴兵により先住民族存亡の危機(UNHCR本部ニュース・翻訳)

7月14日 報告書で明らかになったコロンビア、プツマヨ県の人道問題(UNHCR本部ニュース・翻訳)

7月10日 UNHCRがエクアドル政府や、協力機関と難民支援行動計画について協議(UNHCR本部ニュース・翻訳)

7月4日 エクアドル、中南米初の難民対策に関する協議開催(UNHCR本部ニュース・翻訳)

3月14日 追い詰められたコロンビアの村で、廃屋を守る老人たち(駐日事務所ニュース)

2月27日 エクアドル、保護を必要とするコロンビア人への支援を準備(駐日事務所ニュース)

1月7日 南アメリカの難民、冷え込むアイスランドで温かい歓迎を受ける(駐日事務所ニュース)

2007年

12月28日 難民としての地位と安全できれいな水、コロンビアの先住民族にとって変化をもたらす(駐日事務所ニュース)

12月19日 ブラジルのアマゾン地域で自立のために噴水を造るコロンビア人(駐日事務所ニュース)

9月20日 クリントン・グローバル・イニシアティブ ~怒りに満ちた少年が、模範生となるまで~(UNHCR本部ニュース・翻訳)

8月17日 コロンビアの街に希望をもたらすUNHCR就業支援プログラム(UNHCR本部ニュース・翻訳)

6月25日 新たな内戦の発生によりコロンビア東部アラウカ地域から避難民が流出(UNHCR本部ニュース・翻訳)

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