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ウガンダ

UNHCRがウガンダの国内避難民への支援を終結

2012年1月6日

UNHCRは、約200万人に上った国内避難民の大半が、UNHCRの支援のもと故郷に帰還したことをうけて、避難民キャンプを閉鎖することになりました。

先週UNHCRは、5年間にわたり、紛争により発生した国内避難民を支援してきたウガンダ北部のグルにある事務所を閉鎖しました。戦火が激しかった2005年には、国内避難民の数は184万人に達し、ウガンダ北部を中心とした避難民キャンプは251ヶ所に及びました。

2006年の紛争終結以降、UNHCRの支援により、大半の国内避難民が故郷への帰還を実現しました。UNHCRは2006年、避難民キャンプの管理と国内避難民への継続的な保護を目的に、グル事務所を開設しました。国内避難民が無事に故郷へ帰還できるように、再定住先の確保、住居の設置、日用品の配給、家畜、農業支援など行ってきました。 また、多くの国内避難民の受け入れ先となったコミュニティに対しては、人々の生活基盤を整えるため、道路、学校、給水施設、病院といった基本的なインフラの整備も行いました。

現在、国内避難民約3万人が、残された4つの避難民キャンプで暮らしていますが、その他の247のキャンプは、元の状態に戻した後に、本来の土地所有者に返還されることになります。

今後は、UNHCRが実施していた人道援助活動から、ウガンダ政府による長期的な復興開発支援に移行し、帰還した国内避難民への支援が続けられることになります。また、UNHCRに替わり、国家人権保護委員会が国内避難民の法的保護を担当することになりました。

詳細はこちら ナビ UNHCR closes chapter on Uganda’s internally displaced people (UNHCR本部 Briefing Notes 英語)



様々な難民状況を抱えるウガンダ

ウガンダは周辺を、スーダン、コンゴ民主共和国、ルワンダ、タンザニア、ケニアの5カ国に囲まれています。20年以上にも及ぶ内戦から逃れてきたスーダン難民、コンゴ東部の治安悪化による新たな難民の流入、さらに、内戦が長期にわたり、LRA(神の抵抗軍)などの民兵組織からふるさとを追われて国境を越えずにキャンプなどに身を寄せる国内避難民など、ひとつの国の中に性質の異なる難民・避難民問題を抱えています。

こうした中、ウガンダ政府とLRAの間では、2006年7月から和平会合が行われ、一時は400万人にも膨れ上がったとされる国内避難民が、治安の安定に伴い、徐々に自主的に帰還を始めています。2005年の南北スーダン和平合意を受けて、スーダン難民も徐々にふるさとに帰り始めています。

イメージ クリックで拡大地図がご覧いただけます

しかしながら、水、衛生、医療、教育などといった基本的なインフラの整備は不十分で、難民・国内避難民・帰還民は依然として厳しい状況におかれ、サービスの拡充が求められています。また、貧困などのためふるさとでの再出発が困難なことから、帰還をためらう国内避難民もおり、ふるさとへ帰るすべのない脆弱な人々への支援も新たな課題です。

ナビ UNHCRウガンダ事務所 高嶋由美子を囲む会 報告(2008年9月25日)
ナビ UNHCRリラ事務所 高嶋由美子 所長 緊急報告(ウガンダ国内避難民) (2008年5月22日)
ナビ UNHCRリラ事務所 高嶋由美子 所長 緊急報告(ウガンダ国内避難民) (2008年1月19日)
ナビ UNHCRリラ事務所 高嶋由美子 所長 緊急報告(ケニアからの難民) (2008年1月27日2月18日)

イメージ子どもたちを取り巻く環境

ウガンダ北部で行われていたLRAの暴力行為は村への襲撃に留まらず、児童兵や性的搾取を目的とした子どもたちの拉致がかつて横行していました。子どもたちは身を守るために「ナイト・コミューター」となって、家族から離れ、大勢の子どもたちが共に、駅や病院などの公共施設で夜を明かしていました。2006年にウガンダ政府とLRAの和平会合が始まった要因もあり、子どもたちも家族のもとへ戻り始めています。

ナビ UNHCRの援助活動「子ども」コーナー

ナイトコミューターとなったウガンダの子どもたちに焦点を当てた映画があります。

ナビ 映画「Invisible Children」

環境に配慮した支援

イメージ土地が肥沃で、木々がうっそうとしていたウガンダ東部は、人々が生活の糧として炭作りを大規模に行ったために、森林伐採が進みました。2007年8月、大雨に見舞われたテソ地域では雨水が市街地まで溢れ出し、18000人の新たな国内避難民が発生しました。これらの人々は、ケニアからの放牧民によって迫害を逃れて避難していた国内避難民キャンプに、住むところを求めて集まってきました。UNHCRのキャンプでは、ソーラーパネルを使用した水道、熱効率の良い改良かまどを推進するなど、環境に配慮した支援を行っています。

ナビ UNHCRの援助活動「みどり1本(環境)」コーナー

ウガンダで苦しい避難生活を送る難民・国内避難民への温かいご支援をよろしくお願いいたします。

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<ウガンダ 最新ニュース>

2010年

3月18日 Q&A:ケニア難民キャンプに避難する若いウガンダ難民の地位向上を映画で支援(UNHCR本部ニュース・翻訳)

3月3日 UNHCR、ウガンダで起きた地滑りの被災者を援助(UNHCR本部ニュース・翻訳)

2009年

11月4日 帰還先での困難な飲み水の確保(UNHCR本部ニュース・翻訳)

7月27日 2006年以降、ウガンダ国内避難民140万人以上がふるさとへ帰還(UNHCR本部ニュース・翻訳)

6月22日 ウガンダ、画期的な難民法施行される(UNHCR本部ニュース・翻訳)

4月14日 UNHCR、北部ウガンダの治安回復をサポート(UNHCR本部ニュース・翻訳)

2月20日 UNHCR、ウガンダ北部で脆弱な立場にある人々のシェルター建設をサポート(UNHCR本部ニュース・翻訳)

2008年

11月28日 約1万3000人のコンゴ人、ルチュルの戦闘をかいくぐってウガンダへ避難(UNHCR本部ニュース・翻訳)

6月23日 UNHCR、ウガンダ北部で小学校134校を再建(UNHCR本部ニュース・翻訳)

3月5日 国連難民高等弁務官、ウガンダ北部の国内避難民のために尽力することを約束(UNHCR本部ニュース・翻訳)

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