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スーダン南部の復興に挑む−エチオピアに避難し、
大学を卒業した「ロスト・ボーイ」

マクエイ・ジョーセフ・マガイさん(右)とサイモン・ペクさん(左)卒業証書を持ち、スーダン南部の復興へ挑むスーダン南部はマクエイ・ジョーセフ・マガイ(Makuei Joseph Magai)さんとサイモン・ペク(Simon Pech)さんのような人材を必要としています。大学の学位を習得した27歳の二人は、2007年8月13日エチオピアの首都アディスアベバを出発し、壊滅された彼らの故郷スーダン南部のジュバへ向かいました。

この二人は開発に関連する幅広い学業をエチオピアで専攻した5人のうちの2人で、2006年3月からUNHCRがエチオピアで始めた、任意のスーダン難民帰還計画を利用しています。

2人は、正式には「アルバート・アインシュタイン難民学術イニシアティブ(DAFI)」として知られる、UNHCRの年次DAFI奨学金制度を使い高等教育へ進学し学位を獲得しました。このドイツ政府の援助プログラムは、亡命先の国々の大学、単科大学、職業訓練校で学ぶのに相応しい難民の若者にDAFI奨学金を授与しています。

DAFIプログラムの目的は人的資源の育成です。これはUNHCRの計画の一部であり、難民の自立と永続性のある支援を促進しています。彼らの専門知識は、2005年の平和協定まで続いた長年の戦争により国家の基盤から経済まで破壊されたスーダン南部の復興へ貢献することになるでしょう。

家族と離れてスーダン南部から避難した「ロスト・ボーイズ」の一人、27歳のマガイさんは、最近エチオピア北部にあるメケレ大学を乾燥地農業と園芸科学の学士号を得て卒業しました。帰還する前、「私は故郷へ戻り、自分の知識を母国の再建と人々のために使いたいのです。この知識をとても重要な時期に習得したと信じています。というのも、スーダン南部は復興のために、技術と教育を持っている人々を必要としているからです」と話しました。

1997年にスーダン南部から避難したペクさんも、エチオピア北西部にあるバハルダール大学で得た経済学士号を活かし、母国のために働く事を切望しています。「私には経済学の学位があるので、それを活かして母国を経済的な貧しさから救い出す機会を得たいです」と笑顔で語りました。

UNHCRは教育を受けたスーダン人の帰還を全面的に支援しています。「スーダン南部の回復には、能力のある現地の人材が必要とされます。教育を受けたこれらの帰還者はまさに大きな役目を果たすでしょう」とUNHCRアフリカ・リエゾンオフィスのコスマス・チャンダ(Cosmas Chanda) 副代表は言いました。また、彼らは他のスーダン南部の人々を呼び戻す事も出来るでしょう。

この7年間、何百人にも及ぶスーダン難民への教育支援金を提供してきたDAFIプログラムは、エチオピアでの高等教育を促進し、奨学生は工学から経済学、医療科学から農業学と幅広い分野を学んできました。

UNHCRは、エチオピアにいる2万人以上のスーダン難民の帰還を支援してきました。この本国送還計画は、大雨のため2007年5月に一時停止しましたが、2007年11月には再開する予定です。現在UNHCRの支援の有無に関わらず、約15万7000人の難民が自主的にスーダン南部に帰還しています。

原文 : “Lost Boy” among graduates ending Ethiopian exile to help rebuild South Sudan
ソース : UNHCR News Stories
日付 : 2007年8月17日
日本語訳 : 田中千香子、萩原佳南子(日本UNHCR協会翻訳ボランティア)

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